【東京女子プロレス】初代虎の秘蔵っ子・舞海魅星 誰かの元気の源になりたい

2019年08月01日 16時30分

舞海は輝かしい未来に胸を躍らせている

【リングを彩る魅惑の女子ファイター】初代タイガーマスク(佐山聡=61)と、元新日本プロレス専務取締役営業本部長で今年のWWE「ホール・オブ・フェイム」のレガシー部門で殿堂入りした新間寿氏(84)の秘蔵っ子が、「東京女子プロレス」に所属する舞海魅星(まいうみ・みらい=19)だ。

 岩手・宮古市出身で、2011年3月の東日本大震災で被災した。小学校5年の時で、家と家族は無事だったが「父が漁師で、船や海辺の小屋は全部津波で流されました」。翌年5月、リアルジャパンプロレスが主催した巌流島(山口・下関)での震災チャリティー大会に招待された。

 後日、礼状を送ったことから新間氏との交流がスタート。初代タイガーと高校に来てくれたこともあった。「小学校の時から柔道をやっていて、部活も見ていただきました。新間さん、佐山さんに『頑張っているね』と言っていただけました」と振り返る。

 一番心に残っているのが、初代タイガーからもらった直筆メッセージ。サインとともに「信義態」と書かれていた。信念と正義を持った態度を示す意味で「励みに頑張れました」と語る。

 もともとプロレスは好きで、学生時代は夜行バスで上京し、観戦した。昨年3月の高校卒業後、アルバイトをしながらプロレスラーを目指した。当初は反対していた新間氏も「やるなら本気で」と後押ししてくれた。リアルジャパンは女子部門がなく、また「尊敬できる選手が多いのが決め手」という理由で東京女子に入門。5月3日のデビュー戦には初代タイガーも応援に駆け付けた。

 リングネームは高校時代に考えたもので「宮古の海が好きで。『海を舞うキラキラした魅力的な星』という意味です」。目標を「震災で気持ちが沈んでいる時にプロレスを見て力をもらったので、誰かの元気の源になれるような選手になりたい」と語る舞海の未来は青く輝いている。