中国のプロレス団体「OWE」を率いるCIMA(41)が20日、今後の展望を語った。

 米国で旗揚げした「AEW」と業務提携を結んで以来、団体の状況は一気に変わった。「冗談抜きで毎日のようにOWE、(ユニット)ストロングハーツの選手にオファーが来る。AEWの影響力は感じてます」とうれしい悲鳴を上げる。日本と上海以外にもフィリピン、米国、台湾、シンガポール、ドイツ、カナダでの興行が控えている。

 また7月13日にフロリダ州ジャクソンビルで開催されるAEWでは元新日本プロレスのケニー・オメガ(35)とのシングルが組まれた。「世界のプロレスファン、AEWの首脳陣に見てもらうためにも、もう帰国しなくてもいいぐらい全てを出し切るつもりです」と決戦を心待ちにした。

 一方でOWEでの立場もわきまえている。「T―Hawk、エル・リンダマン、きょう加入した入江茂弘の3本柱と中国人選手で上海、米国、日本を拠点にしていきたい。僕がAEWで活躍することによってOWEに返ってくると思う」。この日の新宿フェイス大会では第1試合に登場し、東京での第2弾興行を成功に導いた。カリスマの動向にますます注目が集まりそうだ。