早すぎる青木さんの死に悲しみのマット界 全日本・秋山社長 「デビューからずっと見てきたのは僕だけだと思うので…つらい」

2019年06月05日 16時30分

秋山社長は声を詰まらせながら故人への思いを語った

 全日本プロレスに所属する青木篤志さん(享年41)の訃報を受けた4日、マット界から哀悼の声が上がった。横浜市内の事務所で緊急会見を開いた全日プロの秋山準社長(49)は沈痛な面持ちで天国の愛弟子への思いを語り、青木さんと縁の深かったレスラー仲間たちも早すぎる死を悼んだ。

 会見で秋山社長は「あいつがデビューしてからずっと見てきたのは僕だけだと思うので…つらいですね」と目に涙を浮かべた。ノア時代に付け人を務めてくれた後輩であり、2012年末にはともにノアを退団し、翌年から全日プロに主戦場を移した戦友でもあった。団体内では若手選手を育てる一方で、ジュニアの底上げに尽力した。「僕と似ているとこがあって、寡黙なとこもあるし、急にしゃべり出すこともあるし。ピンチの時、笑って助けてくれました」

 5月20日には通算4度目となる世界ジュニアヘビー級王座を戴冠し、18日の東京・後楽園ホール大会では佐藤光留(38)との初防衛戦を控えていた。全日プロを愛した青木さんのためにも、団体をさらに発展させることが責務となる。秋山社長は「遺志を受け継いでいかないといけないと思ってます」と誓った。

 またタッグを組む機会が多かった“大巨人”石川修司(43)は「プロレスに対する姿勢は真面目で、1日も欠場したことがなかった。誕生日が同じ(9月25日)で、毎年『おめでとう』と言い合っていた。こういう形で終わってしまうのが悔しい…」と声を落とした。

 ともにアジアタッグ王座を戴冠したことがあるパートナーであり、18日の世界ジュニア戦で対戦予定だった佐藤は「混乱しているというか、コメントはまだ…。申し訳ありません」と語った。

 SNS上では団体の枠を超えて哀悼の声が相次いだ。新日本プロレスの永田裕志(51)やWWE・NXTで活躍するKUSHIDA(36)の他、ドラゴンゲートの望月成晃(49)は「昨年『いずれ世界ジュニア戦をやりましょう』と話していたのに。あまりに突然過ぎて、言葉が見つからないです」とツイート。センダイガールズの里村明衣子(39)は「言葉になりません。青木篤志選手のご冥福をお祈りいたします」と故人をしのんだ。