【我闘雲舞】里歩 突然のフリー宣言の理由は…

2019年04月25日 16時30分

小3でデビューした当時(左)と、21歳になり大人の色気が漂ってきた現在の里歩

【リングを彩る魅惑の女子ファイター】突然のフリー宣言で周囲を驚かせた若き女子プロレスラーがいる。「我闘雲舞(ガトームーブ)」所属の里歩(りほ)だ。13年のキャリアを誇るベテランながらまだ21歳。デビューは2006年5月29日の「アイスリボン」で、小学3年生の時だった。

 小学校の放課後授業で体操を指導していたのが、後に09年度の東京スポーツ新聞社制定「プロレス大賞」女子プロレス大賞を受賞したさくらえみだったことが縁で、この世界に足を踏み入れた。

 デビュー戦の相手は高橋奈七永。120センチ、25キロの体にはとても太刀打ちできる相手ではなかった。「手加減してくれてたんでしょうけど初めて人に蹴られ、首を絞められ本当に殺されるって思いました」と振り返る。

 他のキッズレスラーは進学などを機に辞めていったが、里歩はひたむきに続けた。「中学、高校と部活はやらずに学校とプロレスだけでした。おろそかにするのは嫌だったので。でも制服を着てデートとかはしてみたかったですね」

 12年に転機が訪れた。さくらがアイスリボンを退団して我闘雲舞を旗揚げするや、後を追うように合流した。常に行動をともにしてきた「もう一人の母」の下を7月2日の新宿フェイス大会を最後に“卒業”する。「ここ数年で自我が芽生えたというか。団体、所属とかを取っ払って何ができるか試してみたいと思い、決断しました」

 今後は海外にも目を向ける。「アジア圏での試合が増えそうです。それとは別に(米国の新団体AEW副社長の)ケニー・オメガさんがインタビューで我闘雲舞の名前を挙げてくださった。いつかはチャンスがあるんじゃないかと思ってます」と目を輝かせる。

 目標もある。「女子プロレスのイメージを変えたい。155センチ、43キロの普通の体でもできるということを証明したい。120センチの時から培ってきたものがあるので」と自信をのぞかせた。「寿引退」すると決めた30歳まで走り続ける。

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