リアルジャパンプロレスは23日、都内のホテルで会見を行い「初代タイガーマスク 佐山サトル ストロングスタイルプロレス Vol.2」(6月20日、東京・後楽園ホール)に「はぐれIGFインターナショナル」の“野獣”藤田和之(48)と“悪魔仮面”ケンドー・カシンが参戦すると発表した。メインで船木誠勝(50)、スーパータイガー組と対戦する。

 初代虎は、ストロングスタイルを体現する選手として2人にオファーしたことを明かすと「(藤田の)印象はタックル。その速さを見てほしい。指導したことがあるか? ないですね。それよりも、仲のいい友達だったという感じです。(カシンは)リング上ではオールラウンドに猪木イズムを継承している。スーパータイガーと船木選手の打撃にどう対応するか楽しみ」と話した。

 厄介な2人だけに出場となれば、なんだかんだと面倒なことを言いだすのは間違いないが「面倒事は平井君が慣れているから大丈夫。また歌うかもしれませんね」と平井丈雅代表の活躍に期待を寄せた。

 また、会見には東京女子プロレスの5・3後楽園ホール大会でデビューする舞海魅星(まいうみ・みらい=19)も出席した。

 舞海は岩手・宮古市重茂出身で、2012年5月5日のリアルジャパン巌流島大会に招待された、東日本大震災の被災家族5組の中の一人。その後も初代虎や新間寿氏と交流を続けており「当時は震災の悲しみがあったんですが、試合を見る時だけは楽しくいられました。今度は自分が、そういう力を与えられるようになりたい」とレスラーを志した理由を説明。初代虎も「120%、応援します!」と笑顔を見せた。