コマンド・ボリショイ 過酷な引退試合で「真っ白に燃え尽きたい」

2019年04月15日 15時56分

ハードな引退試合に臨むコマンド・ボリショイ

 真っ白に燃え尽きたい。女子プロレス「ピュアJ」のコマンド・ボリショイ社長(年齢不詳)が15日、東京・江東区の東京スポーツ新聞社を訪問。6日後に迫った引退試合(21日、後楽園ホール)へ向けて思いを語った。

 ボリショイは1989年ジャパン女子に入門して91年11月にデビュー。団体解散後の92年にはJWPの旗揚げに参加。2017年8月にはJWPの流れをくむピュアJを旗揚げして、最後までただ一人「J」の看板を守り抜いた。しかし昨年8月に難病の「黄色靭帯骨化症」を理由に引退を発表。8年前にも手術を受けているため、今回の引退に至った。

「無理をして試合を続けてもプロレス界のためにはならない。そう決意して引退を決めました。会社経営、音楽活動、ボディービルは続けます。私の引退試合が、新しいピュアJの始まりになってほしい」とボリショイは背筋を正して語った。

 第1試合ではボリショイ・キッドとしてミスター女子プロレスこと神取忍(54=LLPW—X)らレジェンドが出場するバトルロイヤル(16選手参加予定)に出場。さらには終生のライバルであるOZアカデミーの尾崎魔弓(50)、JWPの後輩・米山香織(38)、そして現無差別級王者のLeon(38)VS中森華子(30)戦の勝者とシングル3試合が決定。合計4試合に出場する。

「私はデビュー当時から尾崎選手を勝手にライバルと思い続けていた。今回が最終章。米山は8年前に引退して撤回したりしたので、恩返ししなさいという意味で組みました。Leonと中森の勝者は、今のピュアJ最強になるので、最後は最強の相手と戦いたかった」と説明した。

 プロレス史上でも前例のないハードな引退大会となるが「私、『あしたのジョー』が大好きなんです。だから真っ白に燃え尽きたい」と矢吹丈のような泣かせるセリフを吐いた。今後は「覆面社長」として団体を支えるが「ありがとうの言葉しかありません。後悔もない。幸せでした。これからもピュアJを応援よろしくお願いします」とマスク越しに大きな瞳を輝かせた。