W―1の東京・後楽園ホール大会(3日)で、ストロングハーツの山村武寛(23)が救急搬送されるアクシデントが発生した。

 山村はこの日、T―Hawkと組んでW―1タッグ王者の河野真幸、アレハンドロ組に挑戦。異変が起きたのは9分過ぎだった。

 河野の強烈なジャンピングニーを浴びた山村は、飛びつき式の前方回転エビ固めで反撃を試みるが、組みつくことができずに頭部から落下。そのまま動くことができなくなり、レフェリーが試合を止めた。

 大会は中断され、約10分後に救急隊が到着。首を固定された山村はストレッチャーに乗せられて搬送された。

 その後、カズ・ハヤシ社長がマイクを持って「(山村の)手足は動くのと、あと意識はしっかりしております。病院に連絡し、状況が分かったら、なるべく早くお伝えしようと思っております」と状況を説明した。

 山村はドラゴンゲート時代の2017年10月の博多大会で脊髄振とうを起こし長期欠場。18年12月のドラゴンゲート京都大会で復帰したばかりだった。古傷の首を負傷した可能性が高いとみられる。