ハル・ミヤコ女史「役立たず」モグラ男を無期限出場停止処分に

2019年03月24日 19時24分

1回戦で姿を消したモグラ男

 追放よ。新生IWAジャパンでUMA軍団を率いるハル・ミヤコ女史(年齢不詳)が24日、「覆面世界一決定トーナメント」(23日、新木場1stRING)で醜態をさらした、軍団きってのナマクラ戦士・中年モグラ男に無期限出場停止処分を科した。

 東洋一のビジネスウーマン・ハル女史は、年度末のため多忙を極めており「ワタシは他のミッションがあって会場には行けません。いいですか、モグラ男。必ずや覆面世界一の称号をUMA軍団に持ち帰るのよ!」とドライに指令。モグラ男はもそもそと単身、電車で会場入りしたが、待っていたのは予想をはるかに超越したトホホな結末だった。

 くいしんぼう仮面主催のトーナメント1回戦では怪獣キングマンドラと激突。「よっしゃ担ぐぞ!」と気合を入れてキングマンドラをアルゼンチン式背骨折りで捕らえようとするも、14日に冬眠から目覚めたばかりとあって、どうにも足元がおぼつかない。冬眠で温存したはずの体力も400カロリーほどしかなかったようだ。

 さらにはマスクマン対決というよりは、地方デパート屋上のかぶりもの怪獣ショーのような覇気のない場外戦でも早々と息切れする。結局、カウント内にリングに戻れないまま、両者リングアウトで1回戦失格という最悪の結末となった。労せずして決勝戦に進んだミラクルマンが、そのままくいしんぼう仮面を撃破して優勝。世界一の称号を得るどころか、赤の他人の優勝をアシストしたのだから話にならない。

 ガックリ肩を落としたモグラ男は自己反省の意味も含めて各駅停車で、生息する足立区の河川敷に戻ると、ハル女史に結果を報告。さすがに怒った女史は「UMA軍団の看板に泥を塗っただけじゃないの! ユーみたいな役立たずは無期限出場停止です。甲斐の山奥にでも引きこもってサッサと野生生活に戻りなさ~い!」と厳罰を命じた。

 世界最大のプロレス団体と、世界極貧のプロレス団体を同時に論じるのも気が引けるが、ビンス・マクマホン会長が〝ザ・マン〟ことWWE女子のカリスマ、ベッキー・リンチに無期限出場停止を言い渡した時のような毅然とした態度だ。もちろん骨の髄までナマクラなモグラ男が、松葉づえ姿で他団体まで復讐に乗り込む可能性は、限りなくゼロに等しい。

 モグラ男はサッサと日常品やマンホールのフタに似た謎のトレーニング用具をまとめるや「♪卒業式で~泣かない~と~」と妙に昭和チックな歌を口ずさみ、本能的に工事現場と化している有明方面某所へ消えた。

「チッ、本当に役立たずだわ。このミスを帳消しにするには、やはりあの男に復活してもらわなければならないようね…」とハル女史は新たなUMAの復活を宣言しながら、最近はすっかり熱狂的なMLBファンとなった浅野起州前社長(65)に対しても「ミスター浅野は毎日テレビで野球ばかり見てるらしいけど、根本的に貧しい人なんだからビーンボールに気をつけるのよ、フフフ…」と鋭いけん制球を放った。

 一方、マリナーズ・イチロー外野手(45)の引退会見をワンワン泣きながら毎日ビデオで繰り返し見ている浅野社長は「長い間ありがとうイチローさん。ワタシのせめてもの恩返しですよ…」とつぶやきつつ、なぜか近所の「ゴーゴーカレー新宿総本店」(新宿3丁目)でメジャーカレー・エコノミークラスに舌鼓を打ちつつ、やがて訪れる恐怖の瞬間を全く予見できずにいた。