4月6日HOG・NY大会で1年ぶりムタ復活 期待と不安

2019年03月23日 16時30分

21日のW―1で武藤は軽快なロープワークを披露した

“プロレスリングマスター”こと武藤敬司(56)が、化身の復活を目前に控えた胸中を語った。両ヒザの人工関節置換術を行った武藤とともに欠場中だったグレート・ムタが4月6日、米国団体「HOG」のニューヨーク大会に出場する。約1年ぶりの実戦復帰に向け、期待と不安が入り交じった思いを抱いている。

 武藤は6月26日の長州力引退試合(後楽園ホール)で復帰する。それに先駆け、化身のムタがいよいよリングに帰ってくる。昨年3月30日に人工関節を入れた両ヒザの状況について武藤は「手術前より全然いいけど、親からいただいたものとは程遠い。あとはどう折り合いをつけていくかになってくる」と説明した。

 体の仕上がり具合について「70点はいかねえな、65点」としながら「朝起きて、飯食って、練習してっていう30年続けてきたルーティンをまたこなせているのがうれしい。多少ヒザを気遣うことはあるけど、手術前とほぼ同じメニューができている」と笑顔で語った。

 マイナス要素として挙げるのが実戦感覚だ。「そればっかりは練習できることじゃない。技とか耐久とかって。だから試合をして自信がつくのか、なくなるのか。正直、そこは不安しかない」

 その上で復帰後の活動については「いろいろオファーはもらってるけどさ、今は全部保留してる。やっぱダメってなった時、迷惑かけちゃうから」。白紙としながらも「俺はプロレスをやれるだけで幸せだから、やりてえんだよ」と訴えた。

 ただし渡米について話が及ぶや「赤字だよ、赤字」とボヤきモードに突入。「今年はレスラーもたくさん来るんだろ? (K―1の)武尊も来るって言うし。そしたらみんなに飯をおごんなきゃいけねえじゃん。どうしたって俺が年長者だし。それに今、ニューヨークのホテルってすげえ高いんだよ。1泊3~4万だぞ。(人工関節で)飛行機に乗る時に(金属探知機が)ピーピーなるから面倒くせえし」

 体調のバロメーターとも言える“武藤節”は完全復活と言っていい。まずはムタが華麗な復活を遂げられるか注目だ。