21日のW―1東京・大田区総合体育館大会で行われたW―1チャンピオンシップは、王者のT―Hawk(28)が30分を超える熱戦の末に黒潮“イケメン”二郎(26)を撃破。次なる標的にタッグ王座を定めた。

 序盤から一進一退の攻防が続いたが、20分過ぎに王者が相手の雪崩式フランケンシュタイナーを捕獲。逆に雪崩式パワーボムを決め、大ダメージを与えることに成功した。その後も黒潮の反撃を受けながらも、最後はナイトライド(変型ドライバー)で豪快に叩きつけてからケルベロス(ヒザ蹴り)で顔面を打ち抜き、3カウントを奪った。

 試合後はCIMA(41)ら外敵軍「ストロングハーツ」の面々と勝利を喜び「1月に芦野(祥太郎)からベルトを取って、イケメンからキッチリ防衛させてもらった。もうW―1に敵がいないんじゃねえか?」とふてぶてしく言い放った。

 次期挑戦を表明した近藤修司(41)と羆嵐(28)には4月3日の後楽園ホール大会で「挑戦者決定戦」を行うよう命じ、自らは「W―1にはタッグのベルトもあったな。(3日後楽園で)挑戦させろ」と要求。山村武寛(23)とのコンビで、王者の河野真幸(38)、アレハンドロ組への挑戦を認めさせた。

 一方、初戴冠のチャンスを逃した黒潮は、ダメージと悔しさからかノーコメントだった。代名詞のジャケットを脱ぎ、床に叩きつける意味深な行動も。ストロングハーツの侵攻が進む中、W―1と黒潮はどこへ向かうのか――。