【新日本NJC】飯伏 内藤下しV候補対決制するも激闘の代償が

2019年03月11日 16時30分

飯伏はカミゴェで内藤(左)の顔面を打ち抜いた

 勝利の“代償”は大きかったようだ。新日本プロレス10日の尼崎大会で「NEW JAPAN CUP(NJC)」1回戦が行われ、飯伏幸太(36)がIWGPインターコンチネンタル(IC)王者・内藤哲也(36)との優勝候補対決に勝利。ザック・セイバーJr.(31)との2回戦(16日、後楽園)に駒を進めた。

 序盤から首を攻められた飯伏は、断崖式のツームストーンパイルドライバーでエプロンに叩きつけられるなど窮地の連続。カミゴェをかわされコリエンド式デスティーノまで浴びてしまう。

 それでも驚異の粘りで3カウントは許さない。正調デスティーノを切り返すや、ハイキックを後頭部に叩き込む。ボマイェからタイガードライバー91で内藤をマットに突き刺し、最後はカミゴェで死闘をものにした。

 NJC制覇へ最高のスタートを切った一方で不安材料もある。1月4日東京ドーム大会で脳振とうを起こし、今シリーズは2か月の欠場明け。初戦から組まれた内藤とのライバル対決は「決勝戦のつもり」で臨むと公言し、試合後は「あれは内藤さんにしか出せないですね」と振り返るタイガードライバー91が象徴するように壮絶な内容だった。

 2回戦の相手がザックに決まっても「考えてないですね。この試合に全てをかけました」と語るだけだった。自身のコンディションを8日後楽園大会で「10%」、9日愛知大会で「30%」と表現。「今日の試合中で100%になりましたね。でも(今は)ゼロ。出し尽くしました。(内藤との)お互いの関係を考えればそうなるだろうとは思ってましたけど…。2回戦に向けて? 全力で回復。それしかない」

 IC王者の次は前年度覇者というトーナメント表は、まさに「死のブロック」。新日プロ専念を掲げてただならぬ決意で臨んだNJCだが、ゴールデンスターを待ち受ける道はあまりに険しい。