米国の新団体「AEW」のケニー・オメガ副社長(35)が4日、同団体の日本人所属選手第1号の獲得を発表した。

 5月25日にネバダ州ラスベガスでの旗揚げ戦を控えるケニーはこの日、本紙を都内某所に緊急招集。そこにはDDT時代からの盟友・中澤マイケル(43)の姿があった。タイでトレーナー業を営んでいたが、このたび旗揚げメンバーとして入団が決定したという。選手としての契約に加え、AEWに参戦する日本人レスラーのサポートをはじめとするスタッフ業務も行う。

 天性のイジられキャラに隠れがちだが、トレーナーとレスラーを兼任し、英語が堪能でコミュニケーション能力が高いマイケルのハイスペックぶりは定評がある。ケニーは「中澤というレスラーでみんなが楽しみ、笑ってほしい。米国に住むことになると思うけど、AEWと日本をつなぐ大きな助けになってくれる」と期待をかけた。

 マイケルも「好きな人間と働けるというのが一番ですね。日本のファンにいかに発信していくのかはAEWもすごく考えているので。僕みたいな人間がいたほうがスムーズなのかなと思います」と新たな挑戦に目を輝かせた。