藤波辰爾(65)が主宰するドラディション4月26日後楽園大会にアントニオ猪木氏(76)が来場することが28日、発表された。

 2017年4月のデビュー45周年大会以来2年ぶりとなる師匠の来場が決まり、藤波は「今回はしっかりリング上で、猪木さんの一番似合うリング上で皆さんと共有したい。もちろん『1、2、3、ダー!』もやっていただきたいんですが。内容的なものは、いま思案中です。プロレスファンの心に残る大会にしたい」と笑顔を見せた。詳細は未定ながらトークショー形式などを候補として、猪木がリングに上がってファンを楽しませるイベントを行うことになりそうだ。

 大会ポスターには1988年8月8日の新日本プロレス横浜大会で両雄が激突し、60分引き分けに終わった直後の写真が使用された。藤波は「このとき改めてアントニオ猪木のすごさを知りましたね。底力を思い知らされたというか。年号変わりますし、これもまた平成最後の記念のイベントになるのかなという気がしますね」と、師匠との再会を心待ちにしていた。

 またこの日はドラディション4月21日大阪大会の全対戦カードも併せて発表された。メインでは藤波がヒロ斎藤、関本大介と組み長州力、越中詩郎、坂口征夫組と対戦。6月に引退する長州は同大会が最後のドラディション参戦となる。