ブリティッシュヘビー級選手権は英国出身の挑戦者ザック・セイバーJr.(31)が王者の石井智宏(43)を破り、ベルト奪還に成功した。

 英「RPW」が管理する同王座を昨年4月に奪われたザックが汚名返上だ。パワーファイトに押されながらも、垂直落下式ブレーンバスターを切り返し卍固めで捕獲。そこから両腕を決める複合関節技へと移行し、ギブアップを奪った。

 試合前には朗報もあった。新日プロが8月31日に、英・ロンドンで団体初のビッグマッチを開催すると発表したのだ。ザックは「もちろんそこまで防衛を重ねたいね。UKの重要性を考えれば団体として自然なステップだし、日本とUKのスタイルの中間にいる自分が、その魅力を伝えたい」と目を輝かせ、長期防衛を見据えた。