女子プロ界のカリスマ・長与千種(54=マーベラス)が17日、新木場1stRINGでの大会前、北海道札幌方面中央警察から感謝状を贈られた。

 長与は11月19日未明、北海道・札幌市内でケンカの仲裁に入り、男に暴行を受けていた女性を救出。左手小指を骨折しながら、相手に一切手を出さなかった姿勢が称賛された。

 プロレスや空手以外で初めての表彰されたという長与は、加害者の男性に対して思いを問われると「いつか彼には会って話せたらとも思います。十分社会的制裁は受けたと思うので、いつか逆の立場になって(女性を助けて)くれるようになってほしい」と話した。

 負傷した小指は今も腫れ上がったまま。「左小指PIP関節尺側側副靱帯損傷」および「中節骨橈側靱帯付着部骨折」と診断され、今も完全に曲がらないという。「1月か2月までに完全に曲がるように治したい。ギプスは邪魔だから取っちゃったよ!」と豪快に笑った。