【新日本・ワールドタッグリーグ】“ドリームタッグ”棚橋、オカダ組が3連敗も明るい兆しが…

2018年12月03日 16時30分

棚橋とオカダ(左)はエプロンサイドでファレ(中)を叩き落した

 新日本プロレスのオカダ・カズチカ(31)が2日、棚橋弘至(42)との“ドリームタッグ”による巻き返しを見据えた。2012年の凱旋帰国以来、初めてとなる注目の共闘は、フタを開けてみれば3戦全敗の体たらく。「両雄並び立たず」の原因は誰の目にも明らかなコミュニケーション不足だが、なにやら明るい兆しが見え始めた。

 この日のエディオンアリーナ大阪第2競技場大会でオカダと棚橋は、3度目の揃い踏みを果たした。8人タッグ戦でジェイ・ホワイト(26)にドロップキックを浴びせたオカダが、続けてバッドラック・ファレ(36)の右足をつかみ、棚橋のドラゴンスクリューをアシスト。随所に連係の進化が見られたが、チームは黒星を喫し、11月29日の初共闘から全敗となった。
 力を発揮できないのは、ライバル関係による緊張が続いているからだ。棚橋は「だって試合前にコミュニケーションを取ってないですもん。なんとなく試合前に入場ゲートに集まっている」と“出たとこ勝負ここに極まれり”な内情を明かす。

 オカダとしても今シリーズは、来年1月4日の東京ドーム大会でシングル戦を控えるジェイとの前哨戦に集中したいというのが大前提。試合前にも「僕がオカダ、棚橋組に何かを求めているわけでもないですし。もちろん満足してもらえるものを提供したいですけど、期待されすぎてもうっとうしい感じはありますよね」と話している。
 それでも、これまで懐疑的な発言が多かったレインメーカーの心境に変化が生まれつつある。試合後は「だいぶいい感じだったんじゃないですかね。棚橋弘至、あなたを利用してもっともっと上に行かせてもらいます」と初めてポジティブな言葉を口にしたのだ。

 リング以外での接触が皆無の環境下だけに、連係向上には試合数をこなすしかない。日増しに良化しているのは事実で「話し合うことだけがチームワークじゃないですし。対ジェイっていうのが第一なのは変わらないですけど、いろいろなものを利用していきたい」と手応えを感じ取っている。

 一方の棚橋が「1+1が200になるチームもいますけど、俺とオカダはそもそもが1と1じゃない。12と11(それぞれのIWGP王座防衛回数)ですから」とやや屁理屈気味に語るように、実力はズバぬけた2人。真価を発揮する日は、そう遠くないようだ。