23日のW—1後楽園大会で黒潮“イケメン”二郎(26)が約2か月ぶりの復帰を果たした。

 黒潮は9月2日の横浜大会の8人タッグ戦で左足を負傷。後十字靭帯と内側靭帯の損傷で、全治3か月と診断されていた。予定より1か月復帰が早まったのは、その後、団体内で故障者が続出し4人の選手が欠場中のためだ。団体のエースを自認する男はベストコンディションが戻るのを待たずにリングに帰ってきた。

 佐藤嗣崇相手の復帰戦は大「イケメン」コールを受けて序盤からハイスパートで飛ばすも、ブランクと調整不足から苦しい展開に。ヒザに負担のかかる月面水爆の使用は避け、中腰になった相手の眉間を蹴る「イケメンスラッシュ」を狙ったが3回かわされた。

 それでも4度目の正直で打ち抜くと3カウントを奪い、何とか白星をゲット。試合後は「しょっぱかったですね。プロレスは難しい…」と反省しきり。それでも「あと1か月ください。最短の時間でベストコンディションにしてみせます。W—1は俺が引っ張る!」と前を向いた。