プロレスラー・森嶋猛容疑者(40=フリー)の逮捕がプロレス界で波紋を広げている。

 森嶋容疑者は4日に東京・新宿の歌舞伎町の路上で料金の支払いを巡ってタクシー運転手と口論になった上で、殴ってケガをさせたとして現行犯逮捕された。

 ノアの丸藤正道(39)は5日、ツイッターで「被害者の方に、そして世間にしっかり誠意を尽くし、自分自身に打ち勝ってください。あなたが向き合わなくてはいけないのは自分自身だと思う。以上。」とコメントし、取り返しのつかない事件を起こした同期に猛省を促した。

 また、ゼロワンの大谷晋二郎(46)は6日、森嶋容疑者の逮捕がプロレス界に与えた影響に触れ「『〇〇がプロレスラーに殴られる!』この報道だけでプロレス業界に携わる人達が必死に築き上げてきたものが一瞬で崩れてしまう。信頼や信用はコツコツ頑張り続けやっと築けるもの。僕はこれからもコツコツ一所懸命プロレスする!“プロレスの力”を僕は信じています!!」と憤りをにじませながらツイートした。

 田中将斗(45)は5日、ツイッターで「守らなきゃいけなくて手をだす事は、あかん事かもしれんけど僕はあると思う。しかし報道を見る限り悪いのは確実。こう言う報道でプロレスや、プロレスラーって文字がニュースにでるのは悲しいし、ムカつく」と悔しさをあらわにした。

 衝撃はOBにも広がり、元ノアの橋誠氏(41)は「森嶋さん」とのタイトルで6日、ブログを更新。「森嶋さん、何がしたいんだよ? みんながプロレス界を盛り上げようって頑張ってるのに・・ 足引っ張ってばかりじゃない。俺はもう引退した人間だけど、同じ全日本とノアでやってきた戦友だけに悲しい。レスラーとしてではなく、人として成長して帰ってきてほしい」とメッセージを送り、森嶋容疑者に再起を訴えた。