W—1の24日後楽園大会で、W—1チャンピオンシップ王者の芦野祥太郎(28)がペガソ・イルミナルの挑戦を退けて2度目の防衛に成功した。

 若きマスクマンを迎え撃った王者が、挑戦者の空中殺法を封じて完勝を収めた。15分過ぎのファイヤーバードスプラッシュを剣山で迎撃し、アンクルホールドで捕獲。最後はジャーマン3連発からのTボーン・スープレックスでベルトを守り抜いた。

 貫禄を見せつけた王者は「W—1のメインに上がる資格もない。ナメんなよ、プロレスを。ナメたことしてると死ぬぞ」と挑戦者を酷評。その一方で次のターゲットとしてCIMA(40)率いるストロングハーツ(SH)を指名し「来月、アンファンテリブルとSHの全面対決だ」と11月23日後楽園大会での対抗戦を要求した。

 またセミではタッグリーグ戦の優勝決定戦が行われ、W—1タッグ王者でBブロック1位の近藤修司、土肥孝司組がAブロック1位の征矢学、稲葉大樹組を撃破。リーグ戦を制覇するとともに、タイトルのV2に成功した。

 王者組が決勝戦でベルトをかけることを受諾し、この日の激突が文字通りのタッグ頂上決戦となった。王者組は土肥が稲葉の卍固めに捕獲され窮地に陥ったが、これを切り返しバックフリップで反撃に出た。なおも土肥は強烈な首折り弾で一気に形勢を逆転。最後は十八番の垂直落下式ブレーンバスターで3カウントを奪い、王座の防衛と同時にリーグ戦出場8チームの頂点に立った。