エル・カネック 78年の敵前逃亡事件「40年前のことなんて覚えてない」

2018年10月17日 17時20分

藤波辰爾(左)とエル・カネック

“炎の飛龍”藤波辰爾(64)率いるドラディションは17日、都内で会見を行い、来日したレジェンド覆面戦士のエル・カネックが、参戦する2大会に向けて意気込みを語った。

 カネックは19日の東京・後楽園ホール大会では藤原喜明、KAZMA SAKAMOTOと組んで藤波、越中詩郎、丸藤正道組と対戦。21日の大阪南港ATCホール大会では藤原、大谷晋二郎と組んで、19日大会と同じ藤波組と激突するする。

 約7年ぶりの来日となるカネックは「ファンの皆さんが期待する試合をしに来た。藤波さんとは昔の思い出があるけど、自分はまだ現役なので自分の強さを見せたい。今回の相手はとても強い相手なので苦労すると思うけど、うまくいく“薬”を持っているよ」とメキシカンジョークを交えながら語った。

 カネックといえば、1978年3月の新日本プロレス蔵前国技館大会で、王者・藤波とのWWWFジュニアヘビー級王座戦を試合当日にキャンセルした「敵前逃亡事件」を起こしたことで知られる。その後に汚名も晴れたが、当時のことを聞かれると「昨日のことも覚えていないのに、40年前のことなんて覚えてないよ」と笑い飛ばした。

 一方の藤波は「(同世代で)一人でもリングに立てる選手が海外にいるんだと興奮していますよ」と再会マッチが待ち切れない様子。

 2人は日本だけでなく、20代前半にメキシコでも対戦経験がある。藤波がマスクに手をかけると、怒ったカネックがラフファイトに転じる試合が多かった。足を負傷した藤波がシューズを脱がされ、テーピングむき出しの状態で戦ったこともある。それだけに「今回もマスクに手をかけようものなら、同じラフファイトでくるんじゃないかな」と警戒心を高めることも忘れなかった。