ドラゴンゲート24日の東京・大田区総合体育館大会で、オープン・ザ・ドリームゲート王者の吉野正人(38)が「マキシマム」の同門、土井成樹(37)を下し、3度目の防衛に成功した。

 最強の挑戦者にギリギリまで追い込まれた。土井が本紙に明かしていた秘策は、掟破りの「逆ソル・ナシエンテ」だった。25分過ぎに2度、同技は敢行された。しかもカカトで顔面をウオッシュするエグい攻めだ。場内は驚嘆の声に包まれたが、王者はこれを脱出。最後は本家の最強バージョン「ホルへ式ソル・ナシエンテ改」でギブアップを奪い、激闘に終止符を打った。

 試合後はビッグR清水(25)をリーダーとした新軍団「R.E.D」が乱入。勝手に次期挑戦者にBen―K(26)を指名すると、王者は「1回でハネ返したる」と迎撃を宣言。11月4日エディオンアリーナ大阪大会でのV4戦が緊急決定した。吉野は「やっぱり土井ちゃん、アンタは最高や」と呼び掛け、今後はチームとして悪の軍団撃退に臨む決意を固めた。