長州力が五輪レスリング存続に提言

2013年02月22日 16時00分

 2020年五輪でのレスリング存続問題で、あの男が初めて口を開いた。1972年ミュンヘン五輪にレスリング代表として出場したプロレスラーの長州力(61)が、20日深夜にサイパンから帰国して本紙に胸中を激白。レスリングОBとして、プロとアマチュアの壁を超えた“存続アピールイベント”の開催を訴えた。

 

 ――縁の深いレスリングが、20年五輪で除外候補になった

 

 長州:サイパンで聞いて、俺もびっくりした。携わってきた人間からすれば、俺のベースの中でちゃんと体に染み付いているから寂しいよね。レスリングはオリンピックを代表するような種目。過去にいろんな人たちがメダルを取ってきた。

 

 ――こうなった原因はどこにあると思うか

 

 長州:分からない。今度(リオ五輪から)ゴルフも種目に入るでしょ。日の当たらないというか、目立たないスポーツも入ってくるのに。

 

 ――レスリング側のロビー活動が足りなかったことも原因とされる

 

 長州:政治的な意図もあるのかなと思う。IOC(国際オリンピック委員会)のね。ただ、自分がやってきたからじゃないけど、なんかオリンピックっていうものに興味なくなっちゃうよな…。

 

 ――レスリングが生き残るためには、どうすればよいか。ルールを改正すべきとの指摘もある

 

 長州:確かにルールはややこしくなっている。俺にも分からないところがある。ちょっと分かりやすくしたほうがいい。

 

 ――レスリングの魅力とは

 長州:やっぱりいろんなテクニックとか、そういうのが一生懸命練習して相手に通用するように技を磨いて、通用した時はいいなと思うよね。ブン投げた時とか。練習すればするほど、のめり込んでいくよね。

 

 ――五輪存続のために活動を考えているか

 

 長州:(日本レスリング)協会が何か考えて「こういうふうにできませんか?」っていう声があればいいよね。プロレスにもレスリング出身者は多い。協会のほうが(プロアマ問わず)選手を集めて1回イベントをやればいいんじゃないか。みんなも寂しいと思うよ。

 

 ――吉田沙保里の父・栄勝さん(60)は専修大学レスリング部の後輩にあたる。そういう縁で吉田をサポートしたい気持ちもあるのでは

 

 長州:あの娘だったらアレだよな、リオだってメダル取れるよ。やっぱり、うまいよ。センスあるし。栄勝に似ている。タックルなんか本当にうまいよ。頑張ってほしいよね。