76歳・グレート小鹿45年ぶりシングル王者 78歳・山根会長問題へ持論を展開

2018年08月09日 16時30分

76歳の小鹿が国内最年長のシングル王者になった

 国内最年長出場記録の更新を続ける大日本プロレスのグレート小鹿会長が8日、76歳3か月でのシングル王座奪取に成功した。

 上野大会(東京・上野恩賜公園野外ステージ)で新潟プロレス認定新潟無差別級王者のシマ重野に挑戦。ラフ攻撃全開でペースを握り、最後はチョークスラムで勝利した。1973年10月にテリー・ファンクからNWAウエスタンステーツヘビー級王座を奪取して以来、実に45年ぶりのシングル王座戴冠となった。

 試合後は「日本はこれから高齢化社会になります。王者として、そんな高齢者の旗振り役として頑張っていきたい。我々高齢者が働き、地域貢献をすることで、日本はもっと豊かになるのです」と大演説し、観客も大歓声を送った。

 あえて「高齢者」を強調したのは、数々の問題と疑惑が浮上し、この日辞任を表明した日本ボクシング連盟の山根明会長(78)の存在がある。「おいらが言う立場じゃないけど」と前置きしながらも、持論を展開した。

「高齢者にはいい面と悪い面があるんだ。ああいうふうに高齢者が院政を敷くのはよくないよ。道を後輩に譲って、後ろから支援するのが高齢者の役割なんだから。大事なのは、いくら年がいっても若い人たちと同じ目線で話すこと。そうすれば彼らも話を聞いてくれるんだ。先輩は知識や経験を教える。後輩は標準語でお礼を言う。そういう世界になってほしい」

 日大アメリカンフットボール部の悪質反則問題では田中英寿理事長(71)も世間から批判の的になった。このところの高齢者にまとわりついた負のイメージの一新へ「このベルトはおいら一人のものじゃない。高齢者みんなのものだよ。俺のことを見た高齢者が『小鹿が頑張ったんだから俺も頑張ろう』と思ってくれたら幸せだな」と語る76歳の新王者は、まだまだまい進するつもりだ。