新日本プロレス真夏の祭典「G1クライマックス」2日福岡大会のAブロック公式戦で、4年ぶり3度目の優勝を狙うオカダ・カズチカ(30)が鈴木みのる(50)を下して5勝目を挙げた。

 昨年8月のG1公式戦、今年6月の大海賊祭と近2戦続けて30分フルタイムドローに終わっていたみのるとの公式戦。オカダは序盤から場外乱闘で大ダメージを負い、みのるの猛攻を耐え忍ぶ展開が続いた。

 それでもツームストーンパイルドライバーの応酬からゴッチ式の墓石式脳天杭打ちを炸裂させると、ローリング式のレインメーカーを発射。最後は正調レインメーカーにつなぐ今シリーズの必勝パターンで、みのるを振り切った。

 まさかの開幕2連敗から逆襲の5連勝で巻き返しに成功。1敗で単独首位を走る棚橋弘至(41)をピタリ追走中のオカダは「2敗してしまったけど、その2敗分を取り戻す活躍をして、盛り上げて、優勝すればいいんだよ。俺が立ち止まったの、見たことないでしょ? まだまだ突っ走りますよ」と逆転Vへ自信をのぞかせた。