猪木と再会の武藤が全日戦士を一喝

2013年02月18日 16時00分

 プロレス写真記者クラブ創立30周年記念報道展「甦る激闘の記憶」が、21日まで東京・港区の富士フイルムフォトサロンで開催されている。14日にはプレイベントが行われ、IGF総帥のアントニオ猪木(69)と久々の対面を果たした全日本プロレス会長の武藤敬司(50)が現状に危機感をあらわにした。

 

 2002年2月に新日プロから全日プロへ電撃移籍して以来、初めて猪木と対面した武藤は握手を交わすと「(猪木が)若干小さくなったかな、ハハッ」と冗談交じりに話した。

 

 その全日マットには現在、秋山準(43)率いる「バーニング」が参戦し、台風の目となっている。13日の高知大会で全日軍が初めてバーニングに土をつけたが、9日の初登場から実に3連敗を喫した。

 

 会場で秋山軍の試合を見届けてきた武藤は「活気がある。生き残りをかけて一生懸命頑張ってると思うよ」と高く評価した一方、身内の全日勢には厳しい見解を示した。

 

「俺が育ててきた中で、いい子ちゃんになり過ぎた。危機感がないんだよ。本音でぶつかっていかないと。本当にシ烈なんだよ、生存競争は。30人弱で全国を回らなきゃいけない。5人来たら誰かははじかれるんだから」。

 

 全日勢の“温室ぶり”を物語る例として武藤が挙げたのは2つ。秋山らがリング上から参戦表明した1・26大田区大会と、蝶野正洋(49)が公式アドバイザーに就任した1・3後楽園大会だ。

 

 武藤は「元ノアの人間が来たら『お前らの来るところじゃねえんだ』と言うヤツがいたりさ、蝶野が内田社長を殴った時に飛びかかるヤツが出てくるとかさ。今までは行儀の良さが長所だったかも知れねえけど、ああいう時にパッと行動するのは一番目立つチャンスなんだ」と一喝した。

 

 その危機感の低さが3タテにつながり「一枚岩という感じもしない」と団結力を求めた。武藤の苦言が全日戦士の胸にどう響くのか。