ミャンマーの国技で「世界一危険な格闘技」と呼ばれるラウェイへの再出撃を控えたゲノムファイターの悪童・奥田啓介(27)が25日、まさかの秘策を明かした。

 奥田は昨年2月にラウェイに初参戦。シャン・コーに3R終了時ドクターストップで無念のTKO負けを喫するも、特攻ファイトで評価を上げた。その後はリベンジを期してシュートボクシングのシーザージム渋谷に通いながら、ラウェイ対策に取り組んできた。執念が実って「ラウェイ in ジャパン 8」(29日、後楽園ホール)でミャンマーの突進型ファイター、アウン・パインとの対戦が決まった。

 決戦に向けては「手応えしかねえ。ぜってえ勝つ。今回は秘策もあるから。敵の陣営にばれるから明かせないけど」とニヤリ。その秘策とは、三重県出身の先輩・後藤洋央紀(39=新日本プロレス)の必殺技・GTR(変型ネックブリーカー)をラウェイ用に改造した技の可能性が強い。絞め技以外の攻撃全てが認められており、ルール的には問題ないという。

 さらには「強力なセコンドもつくから、当日まで楽しみにしてろ」とも豪語。こちらは隠すまでもなく“バカサバイバー”こと青木真也(35)であることをアッサリ明かした。

 古巣のIGFが消滅した後は、さすらいのフリー戦士としてあらゆる団体に参戦している。「生活のためにも勝つしかない。勝って8月、愛知の大一番につなげたい」と意味不明の言葉を口にすると、秘策であるはずのGTRの練習をかなりおおっぴらに始めていた。