ミャンマーの国技で「世界一危険な格闘技」と呼ばれるラウェイの日本大会(6月29日、後楽園ホール)のセミでアウン・パイン(ミャンマー)と激突するゲノムファイターの悪童・奥田啓介(26)が28日、闘志を再燃させた。

 奥田は昨年2月の日本大会に初出場。40戦のキャリアを誇るシャン・コー(ミャンマー)と正面から殴り合うも、3R終了時にドクターストップで無念のTKO負けを喫した。しかしその特攻スタイルがミャンマーで評判を呼び、同8月には現地のイベントに招待されるまでになった。

 約1年4か月ぶり2度目の過酷な戦場に臨む奥田は「今回、なぜ俺がこのリングに帰ってきたか、分かるか? 俺はプロレスラーだからだ。プロレスが一番強いんだ。俺は昔からそう思ってきた。俺がそれを6月29日の後楽園で証明してやる!」と絶叫した。

 ラウェイ初挑戦後は数多くの団体に参戦。今年1月には元GHCヘビー級王者中嶋勝彦(30)との一騎打ちも経験するなど場数も踏んだ。今回も特攻ファイトで悪童らしさを貫く覚悟だ。