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モリカケ問題で“安倍離れ”が加速 それでもポスト不在のお寒い自民


疲れた表情を見せる安倍首相(ロイター)

 自民党の安倍晋三首相(63)は森友学園問題、防衛省の日報隠ぺい、加計学園問題などで危機に直面し、党内で“安倍離れ”に見舞われている。だが、ポスト安倍の動きにはつながっていない。

 筆頭副幹事長を務める“自民党のプリンス”小泉進次郎氏(36)は11日に都内で行われた講演で、安倍政権の問題が次々と噴出した現状に対し「もう“うんざり”の一言だ」と不満をぶちまけた。

 加計学園問題で、首相秘書官だった柳瀬唯夫氏が愛媛県や今治市職員との面会を否定したことについて、進次郎氏は「『(柳瀬氏が言う)記憶の限りでは』と注釈なしでは、会っていないと言い切れない」と話し、懐疑的な見方を示した。

 党内は相次ぐ安倍内閣の不祥事に“安倍離れ”が加速。各派閥は9月の総裁選に向けて緊急会合を開くなどしたが「現状は“ポスト安倍”が不在の状況だ」との声が多く聞かれた。

「政調会長の岸田文雄氏は存在が地味。左系メディアで多く取り上げられる石破茂氏は、地方組織の人気は高いが、所属議員票が見込まれない。総裁選では、岸田氏と石破氏が“打倒・安倍タッグ”結成の見方も出た。しかし、安倍一派の猛反発を買った。進次郎氏はまだ若い」(自民党国会議員)

 10日には二階俊博幹事長と麻生太郎副総理が緊急会談。12日に都内ホテルで行う“麻生派パーティー”では、早くも安倍首相の3選ムードで盛り上げる演出がありそうだ。

「票読みは始まった。安倍派(細田派)94人、麻生派59人、二階派44人。これに竹下派の55人が加われば合計252人となり、安倍首相3選は確実。安倍首相の後継者選びは、2020年の東京五輪・パラリンピック開催後になる。大きな課題が残った」(同)

 安倍首相は、加計問題をのらりくらりと乗り越え、17日に米国で行う日米首脳会談で3選に向け弾みをつけたい意向だが、果たして。

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