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仮想通貨流出事件に新展開あるか 警視庁が闇サイト交換男性を事情聴取


 仮想通貨取引所コインチェックから不正アクセスで仮想通貨「NEM」(ネム)約580億円が外部に流出した事件で、日本人の男性が流出したネムの一部を闇サイトで他の仮想通貨と交換していたことが判明し、警視庁サイバー犯罪対策課がこの男性を事情聴取した。

 これまで流出したネムはネム財団などがマーキングして、行き先を追跡していた。するとその一部が匿名性が高いダークウェブのサイトを介して取引され、約5億円分以上がビットコインなど他の仮想通貨に交換された可能性が高いという。

 その中で警視庁は少額のネムを仮想通貨「ライトコイン」に交換していた男性を9日までに任意で事情聴取した。ただこの男性が580億円を盗み出した犯人というワケではなさそうだ。

 IT関係者は「犯人もしくはその周辺とみられる者が不特定多数にネムをばらまいていたが、さらにダークウェブ上でネムを15%オフでビットコインなどとの取引を持ちかけ、応じた者が複数いたようです」と指摘する。

 事情聴取を受けた男性はコインチェックから流出したネムと認識しながらダークウェブ上で売買していたという。この男性のほかにも複数の人物が他の仮想通貨に交換したとみられる。

「銀行強盗で奪われた金とわかっていながら第三者が受け取れば、当然捜査対象となる。今回の男性も同じことになるが、この動きが広がると捜査対象が増えて、ネムの行方も分かりづらくなってくる。一方で犯人側はネムを一刻も早く手放したい様子にも見える」(同関係者)

 ダークウェブサイトを通じ、ネムを購入した者の動きはわかるが、肝心の犯人はいくつもの匿名口座などを持っているとみられ、追うのは次第に困難になっているという。今後、捜査対象がネズミ講式で膨れ上がっていくとみられ、“主犯”にたどりつくことができるか――。

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