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猪木氏が「安倍首相の訪朝が必要」と訴えた背景


会見を行ったアントニオ猪木氏

 北朝鮮を訪問したアントニオ猪木参院議員(74真)が13日、東京・日本外国特派員協会で会見を開いた。猪木氏の訪朝は今回で32回目。現地では金正恩朝鮮労働党委員長の側近らと会談した。

 安倍内閣は、弾道ミサイル発射や核実験などの挑発行為を繰り返す北朝鮮に対し、世界各国と連携して経済制裁の強化に踏み切った。「北朝鮮側は、安倍内閣の制裁措置をどう受け止めたのか?」という質問に猪木氏は、本紙「マンデー激論」でおなじみの元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏を引き合いに“圧力よりも交流と対話が必要”と主張した。

「最初は(北朝鮮側の話を)30分間、黙って聞いている。それもある意味大事。ですが『本音の話をしましょう』と言って会談した」

さらに、猪木氏は「『ウオツカでロシア人をぶっ飛ばしたのは、アントニオ猪木だけ』と佐藤優君が書きましたけどね。そういう意味で政治家、あるいは外交は体力が必要」と持論を展開した。

 北朝鮮側は、猪木氏が今回提案した対話に向けた自民党国会議員を含む超党派による訪朝団プランを受け入れた。

「(自民党内の)空気は変わりつつある。今後は判断だ。当然、安倍総理が行かれて(正恩氏と)話をする。これが最高でしょう。同時に我々がバッジをつけた以上は、二重外交という、すぐ批判が出ますが、相手の国を理解した上で『我々の立場で』という部分の外交が必要だと思う」

 経済制裁の中、平壌市民の暮らしぶりは、過去の訪朝と比べて変化があったのかについてもこう語った。

「街並みは行く度に変わる。70階建てのビルも完成し、平壌市民のファッションも変化した。2~3年前はきれいな日傘を差す女性を多く見た。今は(主婦の間で)乳母車(ベビーカー)がはやっていた。動物園に案内された。乳母車に乗っているような場面、そのあたりが政治的な突っ張り合いの話と同時に国民感情がどう変わったのか。多分、根底にはこれからの経済という部分に目を向けた(平壌の)人たちが増えたからだと思う」

“闘魂外交”は今後も続きそうだ。

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