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首都直撃ならどうする? 北の核攻撃への“護身術”


金正恩朝鮮労働党委員長(ロイター)

 実の兄まで暗殺するなど、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(33)の暴走に拍車がかかっている。5日朝に同国から弾道ミサイルが発射されたことを日本政府が発表。北朝鮮の核・ミサイル開発に対して米国は先制攻撃の選択肢も排除しておらず、米軍基地のある日本に報復攻撃を行う可能性も指摘されている。我々はどうやって身を守ればいいのか? 専門家は「金正恩が核ボタンを押す可能性は低い」としながらも、最悪シナリオを想定し、防衛策を伝授した。

 記者会見した菅義偉官房長官によると、ミサイルは午前6時42分ごろ北朝鮮東岸から発射。数十キロ飛翔して日本海に落下した。

 3月6日には日本海に向けてミサイルを4発発射。朝鮮中央テレビは「(打ち上げは)在日アメリカ軍基地を攻撃する訓練だ」と、在日米軍について初めて言及した。なんとターゲットは米国本土でもなければ、韓国でもない日本の米軍基地だったのだ。

 国内には三沢(青森県)、横須賀(神奈川県)、岩国(山口県)、佐世保(長崎県)、嘉手納など沖縄各地の主要な米軍基地のほか、関連施設は全国に128か所ある。一部の専門家は、ミサイルの射程などを逆算した上で「ターゲットは岩国か佐世保が有力」としているが、軍事アナリストの黒井文太郎氏は「リアルにイメージするなら東京でしょうね」と話す。

 その理由について同氏は「北朝鮮と米軍が戦争になれば、戦地は間違いなく北朝鮮国内です。わざわざ海を越えてミサイルを飛ばす必要がないのです。裏を返せば、日本に核ミサイルを飛ばす場合は、勝敗が決して『もうどうにでもなれ』と金正恩(朝鮮労働党委員長)がヤケになった時。そうなれば狙われるのは首都東京でしょう」と説明する。その後の停戦交渉のことなどを考えると「金正恩が自らの運命を左右する核ボタンを押す可能性は低い」(同)というが、安心はできない。黒井氏の危惧する最悪シナリオとは――。

「北朝鮮で『本能寺の変』が起きるパターンです。正恩氏が別の勢力に抹殺され、指揮系統がぐちゃぐちゃになった時が一番怖い。核ミサイルの管理もずさんになり、誰かがボタンを押してしまうかもしれません」(同)

 米国と韓国が北朝鮮内部を注視しているのもそのためで、クーデターが起きようものなら、素早く核施設を押さえにかかるという。

 では、本当に日本に核ミサイルが飛んできたらどうすればいいのか?

 どの程度の規模かにもよるが、爆心地周辺は半径数キロまで焦土と化すため助かる見込みはない。北朝鮮がミサイルを発射し、日本に着弾するまでの時間はおよそ10~15分。落下地点の予測に5分はかかることから、緊急アナウンスがあったところでやれることは限られてくる。真上に落ちてこないよう祈るしかないのが現状だ。

「爆心地から離れていれば助かる可能性は十分あります。核爆弾ならば、震災の原発事故を教訓に被ばく対策を行わなければいけません。外出は控え、コンクリートの建物内にとどまること。地下に逃げ込むのもいい。都心ならば、都営大江戸線や有楽町線や半蔵門線の永田町駅は地下深くまで掘ってあるため、そこを目指すのもいいでしょう。風向きによっては爆心地から離れた場所にも放射性物質が運ばれるので注意が必要です」(同)

 ドナルド・トランプ米大統領(70)の主要スタッフ、キャスリーン・マクファーランド大統領補佐官(国家安全保障担当)は、2日に報じられた英フィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、「北朝鮮がトランプ政権1期目の任期内に米国を核攻撃する能力を本当に持つ可能性がある」と脅威を語った。

 トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル開発に対し、米軍単独の先制攻撃も含む「あらゆる選択肢」を検討している。先制攻撃が現実になれば、金正恩氏のさらなる暴走が日本をターゲットに起こりかねない。今のうちに避難場所を決めておいた方がいいかもしれない…。

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