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「天津爆発」でよみがえる史上最悪の消防犠牲


 中国・天津市内で12日に起きた大規模爆発は16日の当局発表で死者112人、行方不明者95人に上る大惨事となった。行方不明となっている85人の消防隊員は、危険な化学物質が保管されていることを知らずに対応していたことで被害が拡大した。実は51年前、東京都心でも全く似た状況で、19人もの消防隊員が殉職する消防史上最悪となった“悪夢の大爆発火災事故”があった。

 天津の爆発では、倉庫に爆薬の原料となる硝酸カリウムや水をかけると引火性の有毒ガスを発生させるシアン化ナトリウムが700トン保管されていたという。爆発直後に駆けつけた消防隊員はこれらの危険物が保管されているのを全く知らされておらず、放水した直後に2度目の大爆発に巻き込まれた。

「消防隊はとにかく燃えているから一目散に消そうとしたのが裏目に出たんでしょう。火柱や消防隊の殉職に東京五輪の年に起きた真夏の勝島倉庫爆発火災の悪夢がよみがえりました」と話すのは、元東京消防庁消防官で防災アナリストの金子富夫氏だ。

 東京・品川区勝島の鮫洲運転免許試験場の横にあった宝組の倉庫で1964年7月14日夜、爆発火災が起き、巨大な火柱やキノコ雲が上がった。「消防署にある火の見やぐらから火災を発見していた時代。勝島火災も望楼からの発見で、都内全域の消防署から火災が起きているのが分かったほどすさまじかったと聞きます」(金子氏)

 倉庫には、プラスチック硬化剤や硝化綿など極めて爆発力の高い危険物が無許可で野積みされていた。「真夏の暑さで危険物が自然発火し、大爆発したんです。東京消防庁は第一から最高位の『第四出場』まで出動させたが、肝心の危険物の情報収集が不足し、第三出場隊が消火にあたった建物が大爆発した」(同)

 消防職員18人、消防団員1人の計19人が建物の下敷きとなって殉職し、117人の負傷者が出た。東京消防庁発足以来、19人もの殉職者が出たのは後にも先にもない。倉庫の一角には慰霊堂が建てられた。「倉庫関係者の死者やケガ人は一人も出なかった。犠牲となった勇敢な消防職員、先輩らは消防のカガミだと思っている」(同)。その後、東京消防庁管内では危険物の管理、保管調査が徹底された。

 中国では住宅街の中に危険物貯蔵施設の建設は禁止されているが、市当局は違法保管の実態を知りながら黙認していた疑いが出ている。「現場の消防隊はなんとしてでも消そうとの一心で、勝島の時と同じ意識だったんでしょう。ただ危険物があったとなれば対応は違っていたハズ」(同)。当局のずさんな管理で人災との指摘も出ており、責任追及の声は高まること必至だ。

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