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韓国からMERSより怖い「スーパー結核」流入危機


 韓国で広がる中東呼吸器症候群(MERS)の感染者は計165人、そのうち死者は23人といずれも増えた。韓国保健福祉省は18日に発表した。感染者への接触の可能性などから隔離対象となった人の累計は、潜伏期間が過ぎ対象から外れた人も含めて1万人以上。MERSでは隔離対象者が韓国から日本に入ってきており、日本も対岸の火事ではない。さらに、日韓のゆるい危機管理体制の中、MERSよりも深刻な感染症が韓国から入って来ているかもしれないという恐ろしい状況が指摘されている。

 韓国でMERS感染者に接触した可能性があり自宅隔離の対象となった日本人が帰国していた問題で、塩崎恭久厚生労働相(64)は18日、衆院予算委員会で、本来、韓国を出国できない隔離対象の5人が日本に入国していたと明らかにした。

 菅義偉官房長官(66)は18日の記者会見で、韓国側からは日本人2人、韓国人3人の計5人について3件の通報を受け、さらに日本人1人を加えた計6人に対し健康状態の監視を実施したと発表した。いずれも症状は出ていないが、うち2人については現在も監視を続けている。

 厚労省によると、日本側の判断で健康監視対象に追加した1人は、韓国で5人のいずれかと行動を共にしたことが国内で分かったという。6人のうち4人は最長潜伏期間の14日が経過したため、監視を解除した。いずれも居住地などは明らかにしていない。

 韓国では6月以降、病院などで患者と同じ場所にいたことが判明し隔離対象者になると、出国できない措置が取られている。ただ対象者を特定するのに時間がかかり、その間に出国したとみられる。

 韓国政府はこのような場合、相手国に個人情報や患者とどの程度接近したかを通報。厚労省は本人の所在を特定し、1日2回の検温結果などを報告してもらっている。

 もともとMERSはヒト→ヒト感染しにくいが、韓国独特の風習で広がったとされる。韓国事情通は「親族が病室に寝泊まりする。韓国では医者の地位が低いので、患者が複数の医者を渡り歩くドクターショッピングが一般的。トイレの後に手を洗わなかったり、マスクをしなかったり、飲食店で客の食べ残しを他の客に出す食べ物の使い回しなどもあります」。

 もしMERSが入ってきても、日本ではそれほど広がらないとみられる。

 しかしMERS禍のなか、韓国の聯合ニュースは「MERSよりも深刻な感染症が韓国で拡大している。薬が効かない多剤耐性肺結核だ」と報じた。つまり、従来の抗生物質に耐性を持つ“スーパー結核”ともいえる恐ろしい病気が流行しているというのだ。

 実際、ソウル大学医学部内科学のホ・テソク教授は「MERSは空気感染がほとんどない。結核は空気感染が起こる。結核菌保持者が自由に移動して、菌を広げている。国民の大部分は結核のことに無知で、危機管理のために成熟した行政能力が必要だ」と警鐘を鳴らしている。

 韓国はOECD(経済協力開発機構)34か国中、結核発生率、死亡率が最も高いという。2013年には3万6089人が結核の診断を受け、2466人が死亡。先の韓国事情通の指摘のような独特な風習のせいもあるのか、結核の問題が深刻だ。

 ちなみに日本では同じ13年、2万495人が発病し、2084人が死亡している。12年の結核罹患率(人口10万人あたりの患者数)は米国が3・6、ドイツが5・6に比べ、日本は16・7、中国が73、韓国が108だった。

 テレビでも呼びかけているように、日本は結核を克服した先進国とは言えない。多剤耐性結核菌を作らないよう、薬の投与に工夫をこらしているが、それでも死者数は多い。そんな状況で、韓国からのスーパー結核が入ってくるかもしれないわけだ。

 結核は高熱が出ないため、サーモグラフィー検査では引っかからない。日本にも韓国から多くの結核感染者が入ってきているとみられる。しかも薬が効かない特殊な結核だとすれば、その恐ろしさはMERSの比ではないかもしれない。

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