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渋谷区“同性婚”証明条例成立も…区議選結果しだいで凍結の可能性


 同性カップルをパートナーと認め、結婚に相当する証明書を発行する条例が東京・渋谷区で1日から施行され、注目を集めているが、まだ「ちゃぶ台返し」もある不透明な見通しだ。

 証明書はLGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)など、性的マイノリティーの救済となる。法的拘束力こそないが、区内の事業者に対し、夫婦同様の扱いを求め、指導に従わない場合は名前を公表などできる。

 あるLGBT関係者は条例成立に喜びつつも「条例は『区長はパートナーシップに関する証明をすることができる』という内容。要は区長が『証明をしたくない』との考えなら証明書は発行されないんです」と“抜け道”を懸念する。

 渋谷区の桑原敏武区長(79)は、この条例案を置き土産に3月いっぱいで勇退。統一地方選(26日投開票)で、新たな区長が選出される。

 自民党が推薦する自民党都議団幹事長の村上英子氏(59)と野党連合が推薦する元都議の矢部一氏(64)の一騎打ちが予想されている。

「条例の本会議採決では賛成21に対し、反対10で、自民党が条例制定は拙速過ぎると反対に回った。渋谷区で自民党は過半数を得ていないが、今度の区議選で構成が変わったり、村上氏が区長となった場合は、証明書発行どころか、条例凍結になるのではないかとささやかれています」(同関係者)

 渋谷区での条例成立を受け、東京・世田谷区の保坂展人区長(59)も導入を検討しているが、こちらも改選を迎える。

 世界的な潮流は同性婚容認だが、日本では反対論も根強い。統一地方選では「LGBT問題」も一つの争点となりそうだ。

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