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上祐史浩氏が麻原信仰をやめた理由


天野氏(右)と上祐氏は宗教談議で盛り上がった

 世界に衝撃を与えたオウム真理教による地下鉄サリン事件後に、スポークスマンとして「ああ言えば上祐」などといわれた上祐史浩氏(52=「ひかりの輪」代表)と、5年前に“居酒屋革命”で一世を風靡した天野雅博氏(47)による異色対談が実現した。精神世界を重視する上祐氏と欲望&金儲けを重視する天野氏。まるで正反対と思われる2人が何を語るのか。

 天野:上祐さんって、どこから見ても、まともじゃないですか。ただ、ちょっと過去を背負っていることが多いから、先入観で悪く言う人が多いのが残念です。その先入観はうそやデマ、インターネット上の無責任な誹謗(ひぼう)中傷によって作られるものです。褒めるより誹謗中傷する方がアクセス増えるようですから。宗教やビジネスを無責任に誹謗中傷する前に、当事者になってからでないと、一人称で答えを出せないはずだと思います。

 上祐:確かに批判する人の多くは、丁寧に調べることなく決めつけますね。そして、そういう人こそ、それまで否定してきたのに、何かの拍子に、そこに自分の居場所を見つけたりすると、逆に盲信することもある。今まで宗教を否定していた人が、何か自分で体験すると、よく考えずに「私は真理を見つけたのよ!」と言い始めることも。批判も支持も、自分で調べて考えるべきですね。

 天野:僕はキリスト教系の養護施設出身ですので、特に宗教を否定したりはしません。ただ、神様も大勢の人のお願いをかなえるのは無理でしょう。だから、僕は神様にお願いはしません。 

 上祐:ええ、100人が100人とも「自分が一番になりたい」とお願いしたら、神様でもかなえられないですからね。だから、神様にお願いばかりする不満の多い人は、逆に神様を信じなくなると思います。神様に多く願わず、日ごろの恵みを感謝する人は、逆に神様を信じやすくなると思います。私は、自分が神でない以上、麻原を含めた他人が神かは分からないと考え、麻原(彰晃死刑囚=オウム教祖)信仰をやめた一つの理由となりました。盲信的な信者は、自分は神ではないのに、他者を神だと判断できると思い込む面があって、謙虚さを見失っている。しかし、神などいないと断定し、宗教を批判する人も、逆の意味で、謙虚さがないのでは。神がいるかいないか、人間に分かるわけがない。そして、慢心の強い人が、“ネクスト麻原”になるか、その信者になる可能性があるのではないでしょうか。

 天野:ところでオウム騒動のころは精神的にも大変だったでしょう? 

 上祐:受刑していた広島から出所する前のころ、一時かなり厳しい状態の時がありましたね。私の出所の際の交通手段まで詳細に報じられて、刑務官が緊張していました。しかし、そうした中で、自分のことを考え過ぎるからいけないと気付いて、とたんに心が深く静まる体験をしました。嫌だと思う心の裏には、執着などの原因がある。その原因を捨てれば、心が静まるということを体で覚えたのです。分かりやすく言えば、「生きているだけありがたい」と思うことができれば、たいていの苦しみはなくなるものです。死刑囚の元同僚や被害者のことを考えると、自分の悩みは小さく感じました。

 天野:たしかに自分の存在がなくなるときは怖いかもしれません。臆病だからこそ立ち向かうのだと思います。人並みに怖いものが出てきたら、こだわりを捨てる。恐怖は自分の中のこだわりが作っている。宗教はその自分の心の居場所のひとつなのかもしれません。

 上祐:宗教はいろいろありますが、自己愛を満たしていくタイプのものは、オウム真理教で卒業したつもりです。それを超えるものを作りたい。人生哲学が、今のところ近いかもしれません。自己愛病を抜けるための処方箋でありたいと思っています。

 天野:自分の居場所を人間は見つけるんです。そのイデオロギーは生きていくのに必要なものです。まだお金に左右されている人間、幸せは自分の中に存在するものではないでしょうか。そのイデオロギーを伝えていきたいです。

☆じょうゆう・ふみひろ=1962年12月17日生まれ。福岡県出身。宇宙開発事業団(現宇宙航空研究開発機構)職員から87年にオウム真理教に出家し、教団の広報担当などを務める。95年に偽証容疑などで逮捕され、実刑判決により服役。オウム復帰後の2000年に団体名を「アレフ」と改称し、02年に代表就任。07年に脱会し「ひかりの輪」を立ち上げた。

☆あまの・まさひろ=1967年10月8日生まれ。北海道出身。作家・起業仕掛け人。リサイクルブティックや酸素バーなどを手がけ、2009年末に「居酒屋革命」を都内にオープンさせて話題を呼び、店舗を広げる。その「大胆な売り方・店名」で注目され、メディアへの登場も多い。「欲望はすべての絶望をしのぐ」など著書多数。

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