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富士山上空に謎の発光体…大地震の予兆か


富士山のほぼ真上に発光体(絵美さん提供)

 富士山上空に出現した“UFO”は何を物語るのか――。17日午前と午後に東北地方で、それぞれ震度4(マグニチュード=M=6・9)と震度5強(M5・7)の地震が立て続けに起こり、津波が発生した岩手県では多数の住民が避難した。東日本大震災発生から間もなく4年。かねて大地震再来の不安も渦巻くなか、富士山上空でUFOとみられるナゾの発光体が写った写真が本紙に寄せられた。発光体の正体は? 本紙が専門家に検証を依頼したところ、衝撃の分析結果が飛び出した。

 ナゾの発光体を撮影したのは、山口県下関市在住の30代女性・絵美さんだ。今月7日午前11時ごろ、飛行機で山口宇部空港から羽田空港へ向かう際、左前方に現れた富士山をスマートフォンで撮影したという。

「その時は富士山を撮るのに夢中だったので、UFOには気付きませんでした。他にも富士山を撮影している人はいましたが、『UFOだ』と騒いでいる人はいなかったと思います。翌日に撮影した写真を確認していたら、2枚撮った富士山のアップの写真には何も写っていなかったんですが、引いて撮った2枚には富士山の上空に発光体が写っていた。これはUFOじゃないかと驚いたんです」(絵美さん)

 2枚の写真には富士山の頂上のほぼ真上と、山頂から西側上空に発光体がハッキリと写っている。富士山は高さ3776メートルで、飛行機の高度は約1万メートル。ナゾの発光体は、機体よりも下に位置していたことから、高度5000~8000メートル付近とみられる。この手の写真は、雲の下ならば、風船や電飾ダコや鳥などが写り込み、UFOと誤解してしまうケースも少なくない。

 だが、雲の上となると飛行物体以外、まず考えられない。しかも、この発光体の形状は飛行機とはまったく異なる。

 富士山は霊山として、信仰の対象とあがめられている。その突出した高さから神秘現象やUFOの目撃例も多く寄せられているが、果たしてUFOなのか?

 写真を検証したオカルトに詳しい作家の山口敏太郎氏は「この飛行物体は大変興味深い。災害や天災の前には、よくUFOが出現するという都市伝説めいた話が語られるが、今回は『宇宙人が監視している』という話ではないでしょう」と意外にも“宇宙人UFO説”を否定する。

 山口氏は写ったナゾの発光体は“発光現象”だと指摘する。

「大地震の前に動物の異常行動や地下水、湖の水位の急激な変化などが起きる“宏観現象”が有名ですが、“発光現象”というものもある。地殻が破壊され、発生した電磁波により、放電現象が起こり、柱状や円盤状に空中を走る現象です」

 となれば、気になるのは富士山噴火との関連だ。富士山は1707年の宝永噴火以来、大きな噴火は起きていないが、れっきとした活火山。3・11東日本大震災以降、日本列島は地震活動期に突入したとみられ、各地で地震が多発している。17日にも東北地方で地震が相次いだ。

 この富士山周辺でもマグマ上昇や地下水の噴出、箱根山では山体膨張などの異常現象が発生しているのは周知の通りだ。

 専門家の間ではいつ噴火してもおかしくないといわれ、東日本大震災や阪神・淡路大震災を予測していたことで知られる地震学者の木村政昭・琉球大名誉教授は2019年までの噴火を具体的に指摘している。

 政府は「噴火の予兆はない」とみているが、無策ではない。内閣府では、宝永噴火と同規模の噴火が起きた場合、東京に2センチの火山灰が降り積もり、航空機や鉄道などの交通インフラがマヒし、2兆5000億円の被害想定を試算している。山梨、静岡、神奈川の周辺3県は関係機関による富士山火山防災対策協議会を3年前に設置し、対策に取り組んでいる。

 山口氏は「今回、放電現象が収められたということは、既に富士山周辺の地殻に何らかの異常が起きている可能性がある。富士山噴火への警戒、東海大地震や連動する可能性がある南海トラフ巨大地震に備えるべきだという自然からの信号かもしれない」と説く。

 富士山が静かな眠りから目を覚まそうとしているXデーのシグナルなのか?

 なんとも不気味な富士山上空に出現した“UFO”といえそうだ。

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