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パスポート返納は「売名」? フリーカメラマンのキナ臭い素性


 中東の過激派「イスラム国」が北東部を支配するシリアでの取材を計画し、外務省から旅券の返納命令を受けて渡航断念を強いられた、新潟市のフリーカメラマン・杉本祐一氏(58)が何やらキナ臭い。移動・報道の自由が制限されることは、民主主義ではあってはならないが、渦中の人となった杉本氏には「単なる売名」と厳しい声も飛んでいる。いったいなぜ?

 杉本氏の旅券返納問題をめぐっては、元フジテレビのフリーアナウンサー長谷川豊氏(39)がネット上で「すでにネットでも多く言われている通り、この男性のした行為は…ただの売名行為であることが分かってきています」との見解を示している。

「イスラム国」が湯川遥菜さん(42)と後藤健二さん(47)を殺害したこの時期、シリア行きを明らかにした杉本氏。現地取材の意向が報じられた地元紙の記事を見た外務省関係者から、渡航自粛を求められた。外務省は旅券法の邦人保護規定に基づき、同氏のパスポートを“押収”にかかり、これを拒むも、最後は返納を受け入れた。

 納得のいかない杉本氏は12日に日本外国特派員協会で記者会見を行う。令は渡航や言論の自由の侵害だ」として、取り消しを求める訴訟も検討しているという。近く行政不服審査法に基づき外相宛てに異議を申し立て、覆らなければ提訴に踏み切る方針のようだ。

 しかし、あるジャーナリストは「プロの戦場カメラマンなら、情報の漏えいを気にして、出国するまで目的地は口外しません。なぜ彼が事前にシリア行きをマスコミに明かしたのか、理解できません」と苦笑いを浮かべる。長谷川氏もネットで、自分なら「秘密裏にシリアに潜入を試みるでしょう」と疑問を呈した。旅券法の規定も「フリージャーナリストで知らないはずはありません」と断じる。

 この点について杉本氏は10日付本紙で、最初は全国紙の地方版の取材を受けたことを明かしている。「本当は静かに行って帰ってきたかったのですが、あくまで地方版だからと言われて話しました」。その後、地元紙にも登場した。

 一方で杉本氏の経歴にも「?」な部分がある。

 2003年のイラク戦争中に首都バグダッドで「人間の盾」に参加するなど、数々の戦地を訪れてはいるものの、複数の出版関係者いわく「戦場カメラマンとしては彼の名前は聞いたことがないですね」という。

 杉本氏は12年4月まで地元で民宿を経営。ネット上ではオーナー時代に掲載していたブログの内容が「ヤバすぎる」と話題になっている。

 07年5月にはブログで恋人を募集。「年齢は50歳(見た目は42~3歳に見られます)、最近の趣味はブログです(初心者です)」と自己紹介。女性のタイプは「美人系で30歳~40歳位、中肉中背か少し痩せている方。明るい人」と書いている。

 07年8月には突如「ビンタ道場」をオープンしたと発表。悩める人に闘魂注入のビンタをするというシステムで、料金は出張ビンタが1回2000円、ご来店ビンタは1500円。対象は「子供を虐待しそうな親」から「職場でイラつくOL」「Tバックを露出して街を歩いてるタコ娘」「夫のSEXに満足してない妻」まで多岐にわたる。

 同年10月には赤い羽根共同募金への怒りがつづられている。「とりあえず300円寄付したが、納得がいかない。僕のように年収60万(良い年でも、せいぜい90万)の人にも、300円だ!! 金権腐敗の政治屋も、税金を不正受領している経営者も、一律300円。30万から300億にしていいんじゃないか!!」

 渡航の是非は現在も議論が続いている。お笑い芸人のガリガリガリクソン(28)は自身のツイッターで、「台風の時に増水した川の様子見に行くなって親に習わんかったんかいな。自由と勝手は違うって先生に習わんかったんかいな」とコメント。案外これが的確だったりして…。

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