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大麻合法化カナダ政府3つの狙い「安全」「日本も続け」は大間違い!


解禁された大麻を袋に詰める販売店店員(ロイター)

 カナダは17日、主要国初となる嗜好(しこう)品としての大麻所持・使用を成人に対して合法化した。国家レベルでの解禁はウルグアイに次いで、世界で2か国目。大麻は日本では違法薬物だが、トルドー政権は「密売をなくし、未成年者の入手を難しくする狙いだ」と説明している。

 ブログ「プラセボのレシピ」で依存症治療の情報発信を行う、精神科専門医の山下悠毅氏はこう語る。

「トルドー首相の説明は『ハームリダクション』という概念に基づいての意見と思われます。これは、違法薬物などをすぐにはやめられない人たちに『やめられないなら、やめられないことによって生じるリスクだけは少なくしよう』といったことを目的としてとられる国の指針や政策のことです」

 例えば、エイズの発症要因となるHIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染経路として、違法薬物を用いる際に注射針を使い回していることが問題となっている。そのためオランダでは、せめてHIVの感染だけでも防ごうと、注射針を公衆トイレなどに無料で置いてあるという。これがハームリダクション(健康被害の軽減)の一例だ。

 山下氏は「このたびの報道を日本の方には誤解してほしくないのですが、『やっぱり大麻は安全だ』『日本も合法化すべきだ』ではなく、カナダの施策は乱暴に言うと『使ってしまう人はどうせ使ってしまうのだから、そして簡単にはやめられないのだから、まずは合法化して、大麻がマフィアの資金源になることだけは防ごう』としているのです」と言う。

 また、大麻合法化のさらなる理由として「日本の中高生の不良少年もそうですが『禁止されているからあえてやる』という心理があるため、禁止が逆効果になっている可能性もあります。それを防ぐことも狙いであることが、首相の発言から読み取れます。カナダの大麻合法化は『最高には程遠いが、非使用者にとっては最良な施策』であることを理解していただきたいのです」(山下氏)。

 在バンクーバー日本総領事館は、海外でも大麻取締法が適用されることがあるとし、手を出さないよう日本人に呼び掛けている。

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