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感染ルート不明「豚コレラ」で広まる不安


 岐阜市の養豚場で国内では1992年以来、26年ぶりとなる豚コレラウイルスの感染が確認され、不安が広がっている。岐阜の関連業者は感染ルートの特定と、徹底的な対処を国と自治体に求めた。豚コレラは家畜伝染病に指定され、発熱や食欲減退、歩行困難などの症状が現れる。感染力が強く、致死性が高い。豚やイノシシ特有の病気で人には感染せず、感染した豚の肉を食べても影響はない。とはいえ、現場の養豚場では殺処分が行われ、多大な損失を与える豚コレラの封じ込めが求められている。

 JR岐阜駅から約8キロの養豚場で1頭の豚が急死する異変が起きたのは3日のことだった。県の簡易検査では確認できなかったものの、国の専門機関で9日早朝、豚コレラの陽性が確認された。その間に約80頭が死んだ。飼育していた610頭は12日までに殺処分と埋却が行われ、場内の消毒を終える見通しだ。日本では92年に熊本県で5頭の感染が確認されたのが最後だった。

 豚コレラの豚を食べても人間に感染することはないものの、豚やイノシシにとっては致死性の高い病気だ。農水省は9日に豚肉の輸出を停止した。国際的に感染がないと認められる「清浄国」に戻るには、早くとも3か月が必要。斎藤健農水相は「蔓延防止には初動対応が必要」と封じ込めの考えを示した。養豚場から半径10キロ圏内の別の3つの養豚場も豚の移動や出荷が禁止された。周辺道路では県職員が車のタイヤに消毒スプレーをかけた。

 人に感染しないとはいえ、住民には不安が広がる。近くの公民館で開かれた県の説明会には約50人が出席。参加者は「早く終息してほしい」と話した。過去の口蹄疫や牛海綿状脳症(BSE)、鳥インフルエンザの騒動のように、心配されるのは家畜の風評被害だ。岐阜県には地元のブランド豚が複数あり、岐阜出身の飲食関係者は「ブランド豚も含めて、岐阜の豚肉へのいわれなき風評被害が起きないでほしい」と心配そう。

 目下の問題は感染ルートが特定されていないこと。これが判明しないうちは、地元の関係者は安心できない。

 持ち込まれたシカやイノシシをさばいて野生肉の「ジビエ」商品にする岐阜県揖斐郡大野町の食肉処理施設「清流ジビエ」取扱責任者の羽賀真由美さん(43)は9日、本紙の取材に「今後の出荷について通知があるはずだが、まだ県から連絡はきていない。(豚コレラが発生した)養豚場と取引のあった養豚場も不安だと思う」と語る。

 イノシシを扱う羽賀さんも人ごとではないが、施設周辺に異常はない。「豚コレラも含めて病気のあるなしは、腎臓を見て判断する。病気のイノシシの腹をさばいたら、健康な豚とは全然違う臭いがする。健康な腎臓は鮮やかなワインの色。病気だと赤紫色で斑点が浮き出る。うちに持ち込まれるイノシシに病気はない」

 この特徴はイノシシも豚も同じだという。「天然のイノシシは一期一会だけど、養豚場の豚は生まれてからずっと見ている。すぐに異変に気付くはず」(羽賀さん)

 感染ルートはいくつかの可能性が考えられるが、飼料へのウイルス混入と、ウイルスを持つ豚が養豚場に紛れ込んでくるケースも含まれる。

「昨年には減少したけど、岐阜市ではイノブタが急増して問題になっていた。問題の起きた養豚場に外からイノシシやイノブタが“侵入”する可能性も調べてほしい」と羽賀さん。「国や県には徹底的に調べていただかないと。うそをつくのは絶対にしたらいけない。『ここがダメだった』『もう大丈夫』をハッキリして、みんなが安心できるようにしてほしい」と冷静に話す。

 日本の消費者だけでなく、外国の目もこの問題に向けられている。

 イノシシは今の時期も狩猟が許可されているが、11月から取れる個体のほうが「格段に肉質が良い」と羽賀さんは断言する。それまでに、すべての不安要素を解決することが求められている。

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