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誰も驚かない東京医科大の不正入試問題 医療業界にはびこる悪しき慣行


 女子受験者の一律減点など東京医科大の不正入試問題で、弁護士からなる内部調査委員会は7日、試験者の性別による加点の不正があることを改めて認めた。また、不正が10年以上前から行われていた可能性も指摘した。多くの若者の未来を混乱させた罪深い行為は言語道断だが、この不正は医療業界の職場環境と地続きの問題でもある。病院の最前線で働く医師や看護師は「誰もこの不正に驚く者はいない」と口を揃える。

 一連の不正入試問題は、贈賄罪で在宅起訴された東京医大前理事長・臼井正彦被告(77)、同前学長鈴木衛被告(69)から、文部科学省の「私立大学研究ブランディング事業」対象校に選ばれる見返りとして、受託収賄罪で起訴された同省の前局長佐野太被告(59)の息子を合格させたとする事件に端を発している。

 内部調査委員会が調査を進める中、この裏口入学だけではなく、浪人回数の多い受験生と女子に不利になる得点調整も明らかになった。例えば2次試験の小論文(100点満点)では全員の点数を8割に削減(80点)した上で、現役~2浪の男子に20点加点。3浪男子に10点。4浪男子と女子には加点なしとした。女子はどう頑張っても80点しか取れないことになる。

 女子の得点調整の理由を同大では、結婚・出産で長時間勤務ができない女医は「女性のアクティビティーが下がる」という表現を使っていた。

 浪人年数の増えた男子には「年齢が高いと医師になった後に大学病院を辞めて独立する」「多浪だと伸びがない」などとコメントする同大関係者がいた。

 このような不正は2006年ごろから行われてきたようだ。調査委はトップの問題ではなく、大学の体質に依存した「悪しき慣行」と斬り捨て「女性差別以外の何ものでもない」と言及。佐野被告の息子には退学を勧めた。

 文科省は同日、他の医大の調査実施を発表した。実は驚くべきことに、医大の不正は存在するというのが大方の医療従事者の見方だ。

 某医大出身の男性医師は「裏口入学はあるよ」と事もなげに証言する。「医大の付属病院の院長、医局長の息子、娘が入学してくることはザラだし、大口の寄付金を出す人の縁者を入学させることは多い。『ああ、またね』って感じ」

 この男性医師は浪人年数が増えた若者を不合格にしようとするシステムは「理解できる」とも。

「国家試験に合格する能力のないまま留年を繰り返す医学生は多い。国試の合格率は医大でもアピールしたい数字だから、その数字を下げる可能性のある浪人生は敬遠する。ただ、裏口入学させた子が結局、レベルが足りなくて留年するのは、その子も不幸だ」と指摘した。

 ネット上には、各医大が発表する男女別合格者数から割り出した“女性差別推進大”のデータも掲載されている。各大学が自浄作用を発揮し、不正を“自首”するか注目される一方、女医の活躍を阻むのは職場環境だ。

 大学病院の女性看護師は「女医を増やせという声と、仕事のしわ寄せが来るから減らせという声がある。『減らせ』というのは外科などで言われる話だが、体力的に劣る女医ができる仕事は男の医師に比べると少ないから」と話す。

 タレントで女医の西川史子も「男性ができることと、女性ができることって違う」として女子の減点を「当たり前」とテレビ番組で主張。建前に逃げない発言は賛否を呼んだ。

「この問題が明らかになって、不正を働く医大はなくなるはず。来年度の新入生が卒業するのは25年春。その年は過去に例のない数の女医が生まれるかもね」と前出の男性医師は話しているが、果たして…。

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