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オウムのロシア信者が麻原遺体強奪を画策?外国人信者の把握に苦慮する警察


 公安当局がオウム真理教の麻原彰晃こと松本智津夫死刑囚(63)の死刑執行によって「どんな悪影響が出るか」と警戒を強めている。

 オウム真理教の後継・派生団体の中には、現在も松本死刑囚に帰依する団体が存在する。「アレフ」「ひかりの輪」「山田らの集団」などで、今月時点の3団体の拠点は15都道府県で計35施設。信徒は1650人で、保有資産は約11億1900万円に上る。

 公安審査委員会は、いずれの団体も松本死刑囚の影響下にあり「現在も無差別大量殺人行為に及ぶ危険がある」と認定している。公安当局は死刑執行に伴う報復行為や後追い自殺などの兆候がないか注視するとともに、執行された松本死刑囚の神格化を懸念する。

 そんな中、松本死刑囚が逮捕された時、“麻原彰晃奪還”を計画したロシア信者が現在も松本死刑囚に帰依していることがわかった。

 公安関係者は「95年当時、ロシアには2400人以上のオウム真理教信者がいた。現在も数千人の信者が松本死刑囚の教義を信じてカルトのコミューン(共同体)を形成し活動している。オウム真理教の終末論的な教義を内包した宗教は、今後も爆発する危険性が十分にある」と話す。

 警視庁は松本死刑囚の遺体を家族などに受け渡す際の警備に着手。すでに拘置所の周辺に機動隊を配置するなどし、数十人態勢で警戒にあたっている。

「松本死刑囚の遺体がオウム真理教の派生団体に渡る可能性は低い。しかし、ロシアに限らず松本死刑囚の教義に帰依した外国人全員の信者をすべて把握することは難しい状況だ。(松本死刑囚の)遺体や遺骨を奪う計画があっても不思議ではない」(前出公安関係者)

 信者からすれば、髪の毛一本でも“聖なる遺品”となるだけに混乱を招きそうだ。

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