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米BSE牛騒動でどうなる牛丼


 米国で牛海綿状脳症(BSE)に感染した乳牛が確認されたことを受けインドネシア政府は骨付き肉など一部の米国産牛肉の輸入を無期限で停止すると発表した。日本はすでに「特段の措置は必要ない」(藤村修官房長官)と発表している。

 

 AP通信によると、24日の米国での感染牛確認後、輸入停止に踏み切ったのはインドネシアが初めて。同国の農業省は、24日以降に出荷された米国産牛肉のうち骨付き肉や内臓などを輸入停止とし、骨なし肉の輸入は継続すると発表。停止期間は「安全が確認されるまで」(ススウォノ農相)だ。

 

 日本の大手牛丼チェーン各社は、一様に「問題はない」としている。 米国産牛肉にこだわりを持つ「吉野家」は「特に影響はない。日本に入ってくる牛肉は厳しい条件を満たしている」と強調。また、ブレンド比率は非公表だが、米国を含む複数の外国産牛肉を使用した「牛めし」を販売する「松屋」でも「危険なものは流通してない」と話す。

 

 「すき家」「なか卯」を展開する「ゼンショー」は品質に自信を見せる。「過去のBSE騒動で米国へ視察に行ったとき(特定危険部位の)除去のずさんな管理が目に余った。安全の確保は難しいと判断して、米国産は『SFC(=安全飼料牛)』に限定している」

 

 各社がここまで自信を見せるにはわけがある。それは今回のBSE牛が、03年の事例とは違うからだ。感染が認められたのは月齢30か月以上の高齢牛で、従来型とは種類が異なる「非定型」のBSEだという。

 

 食品安全委員会プリオン専門調査会前座長の吉川泰弘千葉科学大副学長も「もし米国の感染牛が、飼料が原因の若い牛であれば、BSE汚染が続いていることになり深刻だった。日本に輸入される米国産牛が月齢20か月以下で、特定危険部位を除去するという対策を取る限り、リスクは無視できるレベルという評価に変化はないだろう」と指摘している。米国の発表に大きな誤りがない限り、安心して牛丼を食べられそうだ。

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