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女子サッカー漫画が“スポ根化”


 なでしこジャパンのW杯優勝や五輪銀メダル獲得、ヤングなでしこの台頭と女子サッカー界が活気づいているが、漫画の世界でも女子サッカー漫画が好評だ。

 

「蹴球少女」を連載する「good!アフタヌーン」(講談社)の編集者は「昔から女子サッカー漫画はあったが長続きしなかった。男性読者には女子スポーツは感情移入しづらく、エッチでかわいいキャラで関心をつかむしかなかった」と言う。

 

 だが、なでしこの活躍により男性読者も女子サッカーに共感できるようになった最近は、正統派の“スポ根”が主流だという。「反響も『このキャラ萌え~』というのはほとんどなく『泣けました』というのが圧倒的に多い」のだとか。

 

「なんだ!?このマンガは!?」(彩図社)の著者じゃまおくんは、女子サッカー漫画が“硬派”になった背景をこう指摘する。

 

「『キャプテン翼』と同じ。キャプ翼も初期は普通のサッカー漫画だったが、中盤になってシュートした球がコンクリートの壁を壊しちゃうとか人間離れした必殺技が出てきて、Jリーグブームのころに再びリアル路線に戻ったのです」

 

 男子サッカー人口が増えてあまりに現実とかけ離れた描き方はできなくなったわけだ。

 

 昔、スケバンが集まる女子サッカー部を描いた漫画「騒世記」(1978年、週刊明星)では、乱闘が中心でサッカーは全体の5分の1もなかった。練習シーンも戦車の砲塔に体をくくり付けてヘディング練習したりと、現実離れ。しかし、最近は選手が実名登場する「なでしこシュート!」(2008年、なかよしラブリー)のような“サッカー漫画”といえるものが主流となってきた。

 

「キャプ翼」の影響で男子サッカー人口が増え、レベルが底上げされたように、女子サッカー漫画人気でますます女子もレベルアップしそうだ。

 

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