2022年5月11日 上島竜兵さんが自宅で急死

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さんが2022年5月11日、亡くなったことわかった。61歳だった。フジテレビなどが報じたところによると、この日の午前0時ごろ、東京・中野区の自宅で意識のない上島さんを妻が見つけ通報。病院に搬送されたが、午前1時ごろに死亡が確認された。自殺とみられる。

「ダチョウ倶楽部」上島竜兵さん急死 深夜に救急搬送も助からず…享年61

所属事務所は悲痛のコメント「突然のことで驚きに堪えません」

 上島竜兵さんの急死を受け、所属事務所の太田プロダクションが11日午後、公式ホームページでコメントを発表。「弊社所属のダチョウ倶楽部・上島竜兵が本日未明自宅で倒れているところを家族に発見され、病院へ搬送されましたがその後死亡が確認されました。あまりにも突然のことで驚きに堪えません」と報告した。

上島竜兵さん所属の太田プロがコメント発表「驚きに堪えません」 このあと密葬予定

 代名詞だった上島さん(右)のキス(相手は爆笑田中・東スポWeb)
代名詞だった上島さん(右)のキス(相手は爆笑田中・東スポWeb)
親しい友人は「心の病ではなかった」と証言も…

 一部では、いわゆる「コロナ鬱」を指摘する声も上がったが、上島さんと親しい知人は、それを否定。

「いわゆるうつ状態ではなかった。亡くなる前日も仕事の話をしており、撮影現場に行くことを楽しみにしていました。過去にもそのような状態になったことはありません」と明かした。

上島竜兵さん〝前兆〟なき急死 前日に仕事の話、関係者は心の病を否定も…

激減していた外出機会 地元住民も衝撃

 最近、近所で上島さんの姿が目撃される機会がすっかり減っていたという。上島さんの地元でマッサージ店を営む70代男性は「コロナ前はよく若手芸人さんに車で送り迎えしてもらって、自宅前で『また今度!』なんてあいさつしてる姿を見た。ただ、この1年くらいかな、そういう姿を見なくなってね」と明かす。

上島竜兵さん めっきり減った外出機会…地元住民も訃報に衝撃「スターでした」

 押すなよ!絶対押すなよ!(東スポWeb)
押すなよ!絶対押すなよ!(東スポWeb)
誰からも愛されていた上島さん 「竜兵会」は一大勢力に

 1985年からダチョウ倶楽部のメンバーとして活動を始め、93年に流行語大賞で部門賞を獲得した「聞いてないよォ」、帽子を使った「クルリンパ!」に代表されるギャグ、おでん芸や熱湯風呂など数々のリアクション芸で不動の人気を誇っていた。

 有吉弘行や土田晃之ら後輩芸人からも慕われ、結成された「竜兵会」は芸能界で一大勢力となり、「アメトーーク!」(テレビ朝日系)で特集が組まれたこともある。2020年に亡くなった志村けんさんにかわいがられ、毎晩のように一緒に飲んでいた時期もあった。テレビなどで見せる姿とは違って、素顔はシャイな人だった。

 気さくな性格で、芸能界の先輩からも後輩からも好かれていた上島さん。芸能界、日本中が悲しみに包まれている。

【悼む】上島竜兵さん素顔はシャイな人 リアクション芸「怖いと固まって何もできない」

愛されていた上島さん 多方面から悲しみの声

〝盟友〟出川哲朗は憔悴 目を大きく腫らして...

 この日、出川は都内のスタジオで、バラエティー番組の収録に参加。スタッフによると、出川は目を大きく腫らした顔で登場したという。「さすがに落ち込んでおり、元気がなかったですね。いつもは大きな声を出して、番組を盛り上げてくれるんですけど、この日は無理でした」(スタッフ)

出川哲朗が上島竜兵さん死去に憔悴 目を大きく腫らして番組収録に臨む

 ダチョウ倶楽部鉄板の「おでん芸」(東スポWeb)
ダチョウ倶楽部鉄板の「おでん芸」(東スポWeb)
 ダチョウ倶楽部元メンバーの南部虎弾「間違ってるよ!」

 ダチョウ倶楽部の元メンバーで電撃ネットワークの南部虎弾が12日、「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ)に出演し、亡くなった上島竜兵さんへの思いを語った。「自分で死を選ぶというのは間違ってますよ。自分は2年前に腎臓移植をやって、そのベッドにいる時に『どうやって生きようか』って。周りにいる人たちも自分の命を『どうやって守って行こうか』って考えてる中で、自分で自分の命を捨ててしまうというのはやっぱり竜兵君間違ってるよ! 間違ってるよと言っても、もう帰ってこれないんだから…」

南部虎弾が上島竜兵さんの死に悔しさをにじませ「竜兵君間違ってるよ!」