健康志向製品に流行の兆し
健康志向製品に流行の兆し

【令和の最新缶チューハイ事情】再び外飲みをガマンせざるを得ない感染状況になってきた。では、家で何を飲む? 改めて現在の缶チューハイ事情をおさらいするために、今回は、昨年のトレンドを様々なメディアで活躍する研究家に振り返ってもらおう。最近のブームをチェックできるはずだ。

年間1000本の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家・ストロングおじさんです。2022年もよろしくお願いします。

 今回は、2021年の缶チューハイ界のトレンドを振り返ります。

 昨年のトレンドは、何といっても「レモンサワー人気のさらなる高まり」です。ここ数年ずっとブームが続いており、今や缶チューハイの半数がレモンサワーと言われています。

 昨年も多くの新ブランドが登場しましたが、その筆頭はサッポロの「濃いめのレモンサワー」。すっぱさが強調された王道的な味わいで、大ヒットしました。また、新たなトレンドとしては「健康志向製品の登場」があります。コロナ禍で在宅が多くなると、ついつい飲みすぎたり、運動不足が気になったりしますよね。そうなると、お酒や糖質を控えめにしようという意識が高まり、結果としてアルコールも糖質も両方抑えた、体に優しいチューハイが増えてきています。

 昨年大きく話題になったのは、こちらもサッポロの「WATER SOUR」。度数3%かつ無糖のお酒で、炭酸水のような感覚で飲める健康志向の極みのようなお酒です。いきなり無糖は極端すぎるという方には、糖質オフ系製品がオススメ。適度な甘さでチューハイらしい飲みやすさは残しつつも、従来品より糖質やカロリーは控えめという“いいとこどり”のお酒です。

 他にも、いくつか昨年新発売されたレモンサワーや健康志向チューハイを紹介しておきます。いずれも現在でも販売されているので、ぜひ試してみてください!

 ☆ストロングおじさん 年間1000本以上の缶チューハイを飲む缶チューハイ研究家。得意のパワポを駆使し、新製品のレビューから企業の製品開発・プロモーション企画の支援まで手がける。公式サイトは「ストロングおじさんのパワポでまとめるRTDの世界」。ツイッターは【@strong_ojisan】。