【辛口家電診断】寒~い季節に役立つ!小型オイルヒーター

2021年11月21日 10時00分

アイリスオーヤマ「ミニオイルヒーター(KOH―50M―W)」(東スポWeb)
アイリスオーヤマ「ミニオイルヒーター(KOH―50M―W)」(東スポWeb)

 今回は小型のオイルヒーター。どんどん寒くなるこれからの季節にあると便利な家電の一つだ。コンパクトで軽く、持ち運びも簡単。洗面所などの小さなスペースでも利用できる。家電プロレビュアーの石井和美氏にオススメ製品を教えてもらおう。

 だいぶ寒くなってきましたね。今回は、近年、利用する人が増えているオイルヒーターに注目してみました。

 仕組みは、電気で製品内部のオイルを温め、フィンと呼ばれるパネルが放熱することで部屋全体を暖かくします。

 エネルギーが電磁波によって物質を介さずに伝わる輻射(ふくしゃ)熱でゆっくりとジワジワ温まるので急に熱くなったり、部屋が暑くなりすぎることもありません。そのため、ガスや灯油を燃焼させるストーブや電気ヒーター、ハロゲンヒーターなど高温電熱線を用いる暖房と比べて安全性が高いのが特徴で、人気の理由でもあります。

 オイルヒーターのサイズは小さいものから大きいものまで様々ですが、今回ご紹介する小型のものなら洗面所や脱衣所にも移動しやすいのでヒートショックの予防にも活用できます。エアコンを取り付けるのが難しい洗面所や脱衣所に限って、冬場はかなり冷え込みますよね。部屋の中の温度差が原因で血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こすヒートショックでは、毎年多くの高齢者が意識障害や心肺停止などに陥っています。上手に利用したいところです。

 そんなオイルヒーターを使用する際の注意点を挙げるとすれば、プラグは壁のコンセントに差すことが大切。使用電力が比較的大きいのでタコ足タイプのコンセントなどにつなぐのは危険です。また、オイルヒーターと同時にヘアドライヤーを使ったりするとブレーカーが落ちる可能性もあります。オイルヒーターをいったん消してからドライヤーを使うようにしてください。

【コスパ抜群で持ち運びもしやすい】 

 ◆アイリスオーヤマ「ミニオイルヒーター(KOH―50M―W)」(5980円)

 アイリスオーヤマのミニオイルヒーターは、断熱材ありの場合、コンクリート住宅では3.2畳、木造住宅だと2.2畳暖めることができます。消費電力は500W。重さは3.2キロなのでオイルヒーターとしては軽く、本体に取っ手が付いているので楽に持ち運ぶことができます。温度調節ができるレバーもありますし、電源ランプがついているので触ったり手を当てたりしなくてもオンオフがひと目でわかります。5980円で買えるのはかなりお得です。

【優れた安全性】

 ◆デロンギ「デロンギ オイルヒーター RHJ01A0505―DW」(1万360円=本紙調べ)

 この製品には、デロンギ独自の安全プラグが使われており、プラグが約80度以上に異常過熱した場合に、ヒーターの電源が切れるようになっています。また、ヒーターが倒れた際に自動で電源をオフする「転倒時電源遮断装置」や、衣類がヒーターに落下した場合などにヒーター本体が過度に熱を持った際は自動で電源をオフする「安全ヒューズ」も搭載されています。やや重量があり、持ち運びに適した形状ではないですが、安心して使える製品です。約3畳までの部屋を暖めることができます。

【アフターサービスも充実】

 ◆ユーレックス「VF8BS(SW)」(2万7280円)

 ユーレックスは長野県に本社を置く国産メーカーです。そのため、使いやすい機能やうれしいサービスが充実しています。この製品はオンタイマーとオフタイマーを同時に設定できるほか、最大の消費電力を使用せずに運転するエコモードやチャイルドロックを備えています。温度変化を察知して最適な電気使用で温度管理を行うオートパワー切り替えなども可能。値段も少し高いだけあって、その分とても使いやすいです。

 家電は基本的に不要になったときは購入店に持ち込んで回収してもらうのですが、ユーレックスでは、不要になったオイルヒーターを2000円で回収してくれるサービスも行っています。回収に来てくれるサービスは助かりますよね。日本のメーカーらしい丁寧な対応は素晴らしいです。

 ※本紙調べはヨドバシ・ドット・コムの価格を掲載(2021年11月15日時点)

 ☆いしい・かずみ 家電プロレビュアー。家電レビュー歴15年以上。茨城県に家電をレビューするための一戸建て「家電ラボ」を開設、冷蔵庫や洗濯機などの大物家電のテストも行う。実際に製品を使用した上での的確なコメントに定評あり。 

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