【東スポ的 新商品お試しレビュー】我慢の一年だった今年最後の新商品レビューは、年末ぐらいは自分を甘やかそう…というワケで、ちょっぴりぜいたくな気分になれるスグレモノをピックアップ! おうちクリスマスを盛り上げる“骨付きチキン”から、憧れの最高級和牛を使用した“神戸牛バーガー”、北海道の名店の味を近場で堪能できる“札幌味噌ラーメン”、はたまた、コロナ対策にも役立ちそうな“皮膚温計測機能付きスマートウオッチ”まで、実際に試してみた。 (評価は★5つで満点)
◇貞光食糧工業「阿波尾鶏ローストレッグセット」3本=3000円(税・送料込み)
味 ★★★★★
コスパ★★★
ネタ度★★★★
クリスマスから年末にかけては一年で最も鶏肉が注目されるシーズン。自粛モードでも家族やごく親しい友人とホームパーティー…なんて時に食卓をたちまち豪華に演出してくれるのが、この骨付きチキンだ。数ある地鶏ブランドの中で生産量日本一を誇る徳島の地鶏「阿波尾鶏」を、無添加のタレで漬け込み、じっくり焼き上げている。解凍して電子レンジやボイルで温めるだけだが、さらにオーブンで焼き目をつけるとよりおいしい。別添の“チャップ花”を持ち手に付ければ“ザ・ごちそう”という感じで、パーティーっぽくなる。焼き上げ後にもタレを上塗りしているから、テリ・ツヤ感があって、見るだけで食欲をそそる。豪快にがぶりといくと、やわらかくジューシーで、甘めのタレと相まって、かむほどにうまい!
1941年に徳島で創業以来、80年近くにわたっておいしい鶏肉を提供し続けてきた同社だけに、よくあるパサパサのローストチキンとは異なる。調べてみると、特許取得の熟成庫で丸鶏のまま低温で熟成しているため、みずみずしく弾力があり、うまみも増すらしい。鶏肉を知り尽くした鶏屋のワザにアッパレだ。
専門機関の栄養分析によれば、阿波尾鶏は疲労回復成分として知られる「イミダゾールペプチド」が一般的な鶏肉の2倍とか。お疲れ気味の人も食べて元気になれるかも!?
◇かっぱ寿司「味噌バターコーンラーメン」390円(税別)
味 ★★★★
コスパ★★★★
ネタ度★★★
“有名店の味を身近なかっぱ寿司で”をコンセプトに、累計販売数780万食を突破した大人気の「本格ラーメンシリーズ」第12弾として、以前から要望の多かった札幌味噌ラーメンが登場。しかも、ラーメン激戦区の札幌・ススキノに本店を構え、行列が絶えない店として有名な味噌ラーメン専門店「けやき」が監修とあり、期待大!
見た目は正統派の味噌ラーメンで、濃厚そうな味噌スープにちぢれ麺、コーンとバター、チャーシューなどがトッピングされている。一口スープを飲んでみると、まろやかな味噌のコク、魚介のうまみ、バターの風味が広がる。北海道と大分の味噌を独自に配合し、タマネギ、ショウガ、ニンニクなどに加え、アゴのうまみを利かせていて、バターはしつこくなく、やさしい脂の甘みが感じられる。
特筆すべきはバターが溶けるにつれてスープの表情が変わることで、最後の一滴まで楽しめる。回転寿司チェーンのラーメンとは思えないレベルなのに、手軽に安価で食べられるのが魅力だ。
しばらくはススキノに行くのも難しそうだから、近くのかっぱ寿司で身も心も温まる一杯をぜひ!
◇フレッシュネスバーガー「神戸牛チーズバーガー」990円(税込み)
味 ★★★★
コスパ★★★
ネタ度★★★★
コロナで大変な一年を何とか乗り切った自分へのごほうびに、たまにはプチぜいたくを…と、憧れの神戸牛を使ったハンバーガーを注文!
年末の風物詩となった「ブランド和牛バーガー」シリーズ5回目で、今年は待望の神戸ビーフが登場とは、自粛を頑張ったかいがあった…などと感慨にふけりながら、いざ実食!
アゴが外れそうなボリュームだが、豪快にホオばると、神戸牛ならではの赤身のうまみと脂の甘みが溶けあい、口の中が幸せMAX! レッドチェダーチーズの濃厚なコクも後から来てくどいかと思いきや、北海道産の山わさびを使った「ホースラディッシュソース」の辛みが神戸牛パティのうまみを引き立てている。
ガツンと肉々しいビーフというよりは、上品な味わいでさっぱりと食べられるので、年のせいか胸焼けが心配というオトーサンでも大丈夫。
小遣い制のサラリーマンにはぜいたくだが、神戸牛のステーキや焼き肉に比べたら安いから、一年の締めくくりぐらいは豪華にいってみよう。
◇フィットビット「Fitbit Sense」3万9990円(税込み)
使い勝手★★★★
コスパ ★★★
ネタ度 ★★★★
コロナ禍のマストアイテムになりそうなのが、健康管理に特化したスマートウオッチ「フィットビット」史上最も進化したこれ。体温の変化を検出する“皮膚温度センサー”が搭載され、発熱や病気など、体が発するSOSをイチ早く感知することにより、感染症対策にもなり得ると話題なのだ。手首で測定するセンサーで、毎晩、就寝時に装着していれば、体温の変化を定期的に計測し、平熱より高くなると警告してくれる。“検温の関所”が至るところに設けられている新しい生活様式に、役立つこと請け合いだ。
オシャレなデザインで、最初は電源の入れ方すらわからず戸惑ったが、専用アプリと連携したら、あとは着けているだけでOK! 体温や心拍数の変動をはじめ、ストレス度合い、睡眠スコア、消費カロリーなど、自分の体に関するデータをまとめて可視化できた。さらに、スマートウオッチとしては世界初の“皮膚電気活動センサー”も搭載していて、本体の表面に手のひらを乗せると皮膚の発汗量を感知し、ストレス状態を測定する。
従来モデルと同様に、エクササイズや歩数など、リアルタイムで記録され、スマホが近くにあれば、Bluetooth通話やテキストメッセージの受信なども可能だ。