【ライフハック大全】今さら聞けないキャンプの基礎知識

2020年11月23日 10時00分

【写真左上】キャンプでは車の音などにも注意が必要だ【同右上】初心者がテントを張るべき場所は…(ともに写真はイメージ)【同下】最近では多種多様なたき火台が販売されている

【おじさんのためのライフハック大全】 今年はコロナ禍で密を避ける意味でも空前のキャンプブームとなっており、この流れは冬キャンプまで続きそうだとか。細心の注意を払った上で「俺もキャンプを始めてみたい」と考えている人も多いだろうが、最近はにわかキャンパーも増えていることで現場の混乱も伝わってくる。そこで今回は「今さら聞けないキャンプの基礎知識」を特集。「デジモノステーション」編集長の滝田勝紀氏の登場だ。

 キャンプブームにめちゃくちゃ拍車がかかっていますが、これまでキャンプをほとんどやったことがない人たちまでが、急にやりだしたからさあ大変。昼間だからって音楽をガンガン鳴らしてしまう人もいれば、夜には居酒屋のようにお酒を飲んで騒ぐ方々まで現れる始末。というわけで、今回はこれから冬を迎えるにあたってキャンプを始めたい皆さまに、基礎知識と冬用のグッズに関して老舗キャンプ雑誌の編集部に所属する早坂英之さんにレクチャーしてもらおう。

 まずはテントを張る場所についてはどこでも張ればいいというわけではないという。「キャンプ場には区画サイトとフリーサイトがあります。区画サイトはあらかじめ、ここに張ってくださいと決められている場所。フリーサイトはここからここまでの間ならば自由に張ってくださいというエリアです」(早坂さん)

 後者の場合、キャンプ経験が少ないとまずは利便性も考えて水場に近い場所を選びがちだが、初心者は逆に水場から少し離れることを勧める。

「水場近くなど、テントが密集しがちな場所はガイロープ(テントの張り綱)が至るところにトラップのように張り巡らされているので、夜だと見えずに足をひっかけたりする危険があります。それだけに、初心者は慣れないうちは水場から離れていても空いている場所に張るほうが安心です」

 2つ目として「夜の過ごし方」についても十分に注意が必要だとか。キャンプの醍醐味といえば何たって夜。たき火を囲んで気のおけない友人たちと語らったり、火をじっと見つめて物思いにふけるシーンに憧れる人も多いだろう。一方で「人が集まることで大声で話してしまったり、盛り上がって花火を始めたりするのは、完全にNGです」。

 ほとんどのキャンプ場では、たき火の時間や就寝時間、車を動かせる時間など、ルールが決まっている。たき火についても直火がダメなキャンプ場では必ずたき火台を使うこと。直火OKであっても環境への配慮は必要だ。

 同時にたき火に関しては「密集したサイトでたき火する人もまれにいますが、火の粉がお隣さんのテントにかかって穴が開いた…などの物損事故になることもあるのでご注意を!」。

 最後は「音」。最近は通信機器も発達しており、キャンプではワイヤレススピーカーなどでお気に入りの音楽を楽しむといった方々も多いが、音楽は意外と問題を起こしがちだという。自分は楽しくても人によっては騒音にもなりかねないので、お昼でも夜でも、「音楽は人に聞こえていることを意識しましょう」。ほかにも車の開け閉めの音や一晩中エンジンをかけて寝る人など、音にまつわるトラブルは多いとあって、細心の注意を払ったほうがよさそうだ。

 いろいろなルールを守る必要はあるが、やはり自然の中でのキャンプは格別。新型コロナの再流行も危惧されるため、テントの中でも密になるのを避けるなど感染予防をしっかり行った上でおのおの楽しんでほしい。

 寒さはこれからが本番。冬キャンプのためのマストアイテムを、購入時のチェックポイントも含めて、引き続き早坂さんにレクチャーしてもらおう。

 まずは寝袋。購入の際のチェックポイントは「マイナス何度までという目安の表示」だという。秋冬だとマイナス5~10度ぐらいまで対応のもの。さらに素材に関してはやや高めになるが、暖かいダウンがオススメだとか。防寒着に関しては高級なダウンジャケットよりもたき火で穴が開いたりしてもいいように、そこそこ安いダウンジャケットを勧める。

 2つ目はアウトドア用のガス缶だ。ポイントは「寒冷地用(冬用)のものを購入すること」。普通のガス缶だと、寒くて火が付かない場合も多く、付いても弱火にしかならないということがありがち。そのようなシチュエーションでも使えるようにアウトドアメーカーなどでも取り扱っているパワーが強い寒冷地用を、使用しているコンロ(ストーブ)に合わせて選ぶようにしたい。

 そして最後はたき火台。キャンプ場のほとんどが直火禁止とあって、たき火をするためにはたき火台が必須アイテムだという。価格は安いもので5000円ぐらいから高いもので2万~3万円。「もしこれからキャンプを始めるのであれば、キャンプ道具は金額や使用目的など、自分に合ったものを選ぶようにしましょう」

【デジモノステーションとは】30代男性、とりわけ父親とその家族をターゲットにしたライフスタイル系モノ媒体。その名の通り、デジタルガジェットや生活家電の情報や使い方をベースに、父親がオフタイムに心置きなく趣味や遊びを満喫できるように、家族まで巻き込んで楽しむ方法を提案。日本で唯一の“ニュースタイル亭主関白”を打ち出す電子雑誌だ。https://www.digimonostation.jp

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