【チマタのハヤリ】秋の家飲みはナチュラルチーズとじっくり味わうお酒で

2020年10月04日 10時00分

チーズプラトー㊧とセッション・ソーダ

 酒類を提供する飲食店などの時短営業要請が解除されても、夜の街へと繰り出さず“家飲み”を引き続き楽しむ人は多い。いつものビール&枝豆もいいが、秋はちょっぴりシャレたツマミと酒で乾杯するのはいかが? そこで今回は、秋の夜長に“おうちバー開店!”というワケで、市販のチーズやスナックを専門家がアレンジしたツマミに加え、じっくり味わいたい通好みの酒も取材した。

【チーズをアレンジ】プロセスチーズを晩酌のお供に…というのもありだが、家飲みを一気にランクアップするには、本来のおいしさや熟成の味わいを楽しめるナチュラルチーズがもってこい。
 中でもイチ押しは、イタリアチーズの王様と称される「パルミジャーノ・レッジャーノ」と、フランスで最も愛される「コンテ」。日本でも人気があり、敷居が高いと思いきや、スーパーなどでも手軽に入手できる。

 チーズの専門家“フロマジェ”の村瀬美幸氏が教えてくれたのは、バーで出てくるメニューのような“チーズプラトー”。皿やボードにチーズ、果物、ナッツ、ドライフルーツなどを盛り合わせるだけだから男性でもOKで、カットや盛り付けを工夫して作るのが楽しくて、ハマってしまうかも!?

 パルミジャーノ・レッジャーノは粒状の食感を損なわないよう切らずにかち割って食べるのが正解で、枝豆やトマトなどとも相性がいいとか。

 コンテはプラトー以外にトーストもオススメで、焼いて溶かしたチーズがまた絶品! 薄く切ってバゲットに並べてハムを乗せたり、クルミをトッピングして仕上げにハチミツをかけて食べる。

 一方、コンビニなどでも買えるジャパンフリトレーのスナック「食べ方いろいろトルティーヤチップス」(オープン価格)を、立派なツマミにするレシピを考案してくれたのは、管理栄養士の金子あきこ氏。

 コーンを丸ごとすり潰して薄く伸ばした生地を焼き上げたうす塩味の一口サイズのチップスは、そのまま食べてもイケるが、“カナッペ”や“チーズ焼き”にすると、おいしさがアップする。

 カナッペはチップスにクリームチーズを乗せて、生ハム&パセリ、クルミ&ハチミツ、ブルーベリージャムをそれぞれトッピングするだけ。

 チーズ焼きはトマト、ベーコン、チップスの順に重ねて器に盛り付け、塩、こしょうを振り、ピザ用チーズをかけて、トースターで4~6分程度、ほんのりと焼き色が付くまで焼く。

 どちらも簡単で、普段料理をしない人でも失敗せずに作れるから、男性でも挑戦するべし。

【じっくり味わいたいお酒】暑い夏なら発泡酒を一気に流し込むのもいいが、秋の夜長はじっくり堪能する酒が似合う。

 9月28日発売の「梅ブランデー雫」(700ミリリットル=税別3300円)は、白鶴酒造と神戸ワイナリーが初めて共同で開発したリキュール。国産梅酒をベースに、兵庫県産山田錦100%の純米酒、神戸ブランデー12年熟成を独自ブレンドしている。

 日本酒とブランデーのブレンドは珍しく、和と洋の文化が共存する神戸ならではで、3つの酒のハーモニーを楽しめる。特にブランデーは、神戸市産ワインをブランデーの本場、フランス・コニャック地方と同じ蒸溜器で造ったこだわりの逸品で、ブランデー特有のコクが、梅の爽やかな風味と日本酒の香りをより引き立たせている。

 ストレートならキュウリの梅肉あえ、ロックだと冷ややっこなど豆腐料理に合うが、ぜひ試してほしいのが、無糖ヨーグルトにかけること。大人のデザートという感じで、おうちバーのシメにピッタリ!

 続いて、9月29日発売の「ニッカ セッション」(700ミリリットル=税別3800円)は、ニッカウヰスキーから6年ぶりに登場した新ブランド。

 華やかな香りが特徴のスコットランドのモルト原酒と、「余市」「宮城峡」の両蒸溜所で製造されたビターな余韻が印象的な日本のモルト原酒をブレンドしたものだ。

“セッション”という名の通り、異なるもの同士がぶつかり合い、互いの個性を発揮しながら奏でる音楽をイメージしていて、ウイスキーの重厚さが苦手という人も自由なスタイルで楽しめる。

 おいしい飲み方はフルーティーさと甘さが際立つソーダ割り(ウイスキー1:炭酸3)で、一般的にウイスキーと合わせるのが難しいイタリアンをはじめ、新鮮な青魚、山菜の天ぷら、生ハムなどにもマッチする。

 最後は、時間をかけて味わいたいプレミアムなクラフトビール「CRAFT X クリスタルIPA」(350ミリリットル6缶セット単品=税別3800円)。

 MOON―Xが「常陸野ネストビール」で知られる木内酒造と初コラボしたもので、昨年11月に400ケース限定で発売した「№000」は約2か月で完売。消費者の意見を反映して、1月に味を改良した「№001」、8月に新フレーバー&デザインの「№002」が登場し、進化を続ける次世代のクラフトビールとして、ファンをうならせている。「№001」もクリアで苦みを抑えた飲みやすいビールだったが、「№002」は香りやフルーティーさはそのままに、より雑味がなくスッキリとした味わいに…。

 甘みは抑えているので食事の邪魔にならず、和食から洋食までどんな料理とも相性抜群だ。