【話題の現場】「恵比寿中華 泰山」本格中華と日本文化が融合した新感覚料理

2020年03月18日 10時00分

見た目も華やかな「中国前菜の5種盛り合わせ」

 外出自粛ムードとはいえ、大事な接待や会食は外せない。そんな時にも役立ちそうなのが、2月にオープンした全室完全個室の「恵比寿中華 泰山(たいざん)」(東京・渋谷区)。

 中華料理は大勢で円卓を囲んで大皿に盛られた料理を取り分けるというイメージだが、同店は全く異なる。料亭のような雰囲気が漂う個室で、懐石料理のスタイルで一皿ずつ堪能できるのだ。

 店内に足を踏み入れると、和装の女将がおもてなしをしてくれ、まるで高級料亭のような感じ。個室は2~8人用まで4室があり、全室広々としている。

 何より、中華料理店にありがちな赤や金を多用したきらびやかな内装ではなく、白木がベースの落ち着いた和の空間は、実に居心地がいい。

 ただ、完全個室で本格中華なんて敷居も料金も高そうだが、ランチコースは7品・3800円、ディナーコースは7品・6600円~と、意外にも良心的。

 ディナーコース「水晶」(6600円)の場合は、「中国前菜の5種盛り合わせ」に始まり、「春野菜とホタルイカの春巻き」「蛤のあっさり上湯スープ」「鮮魚の瞬間蒸し 黒豆ふき味噌と桜の香り」「ラム肉のロースト 唐辛子山椒炒め」「蓮の葉で包んだアサリとピータンのおこわ」「本日のデザート」という具合。

 広東料理の名店「赤坂離宮」、都内のホテルや横浜中華街のレストランで経験を積んだ菅野能仁シェフが腕を振るうのは、広東ベースの本格中華の伝統を踏まえつつ、日本文化と融合した新感覚の中華料理。四季を意識したコース料理は、旬の食材を最もおいしく味わえる調理法で仕上げているのが特徴だ。

 なかでも驚きに満ちているのが、色彩豊かな九谷焼の器で提供される「中国前菜の5種盛り合わせ」。「大山鶏のよだれソース」や「ホワイトアスパラ自家製XO醤」などが美しく盛られていて、目と舌で楽しめる。

 大切な人と特別な時間を過ごすのにピッタリな“大人の隠れ家レストラン”で、イザという時のために覚えておいて損はない。